「Top」 [旅のしおりのMenu]

旅のしおり

 ここには、伊勢湾フェリー「伊勢丸」鳥羽−伊良湖の乗船記があります。
 鳥羽の乗り場は、鳥羽駅からだと徒歩15分、中之郷駅からだと徒歩3分とのことなので、近鉄で中之郷まで行きました。
 乗り継ぎが順調だったので、予定よりも1本早い便に乗れそう。
 まだ乗用車の下船が続いていますが、もう出航の10分前です。
 11月の連休ダイヤで、今日は増便も沢山出てるんだ。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■07/11/23 伊勢湾フェリー「伊勢丸」乗船記 09:20→10:15

 ターミナルの軽食カウンターで何か食べたいところですが、もう時間がありません。
 ゆっくり出来ないなあ。
 今思うと、もう1便後でも良かったんですよね。
 ともあれ、窓口で片道1,500円の乗船券を購入して、さくっと乗船☆。
 船は「伊勢丸」ですって。
 乗船口には、「東京方面・伊良湖行のりば」と書かれた、おっきい看板が出ています。
 さすがに東京は遠いけれど、伊勢湾フェリーの意気込みを感じるよ。
 私もかつて、南紀への短絡ルートとして、車でこの伊勢湾フェリーに乗船したことがあったっけ。

 船内へと進むと、イス席がさらっと埋まり、座敷席には誰も居らっしゃいませんでした。
 イス席の方が、景色を楽しめますもんね。
 フォワード席は、前に船の装備が色々とあって、結構視界が遮られちゃう感じかな。
 ん、折角だから、私は特別室を使ってみようっと。
 てことで、船内のカウンターで310円を払って、特別室へ。
 入口の階段前にカウンターがあって、入室の際には、その都度「入室券」を提示して下さい、とのことでした。
 「入室券」の裏は、伊勢志摩スカイラインの2割引券になってます。
 面白いね。

 階段を上がった特別室は、景色が凄く見やすくって、前面展望もばっちりです。
 専用デッキはフォワードまで回っているので、これは嬉しいね。
 これならのんびり出来そうなのですよー。
 コンセントも沢山あります。
 テレビの下には、さりげなくクリスマスのリースが飾られていて。
 ここ3階のB-DECKには、専用のトイレと、デッキにチェアもありますよん。
 後から、初老のご夫婦が上がって来られて、この便の利用者は3名。
 ご夫婦も、写真やビデオを撮ったりしつつ、楽しそう。
 さすがに、15分位したら飽きちゃったみたいで、それぞれに本を読んで静かに過ごされていました。
 まあ、普通の人はそうですよね(^^;。

 私は退屈する暇も無く、まずは船内をうーろうろ。
 売店では、コーヒーやソフトクリームやたこ焼きやおにぎりなんかの軽食も販売しています。
 後で何か買おうと思ったのですが、タイミングをはずしてしまい、おねーさんはお土産の品出しで忙しそうだったし、とうとう声を掛けそびれてしまいました。
 お腹空いたなあ(^^;。
 特別室と一般船室を行き来しているのは私だけなので、顔パスで通っても問題無さそうな感じですが、お約束を守って、その都度「入室券」を提示します。
 係のおねーさんがちゃんと返事をしてくれるので、何だか申し訳ないみたい。

 そうこうするうち、出航したよ。
 結構狭い所を進んで行くし、色々な船が行き交うので、とても楽しいです。
 私は最前部を定位置に決めて、イスにゆったり座りながら、或いは頬杖を付きながら、前面展望を楽しんでいたのでした。
 いいなあ。
 楽しいなあ。
 時々、島々の案内放送が流れるのも嬉しいです。
 これだけ景色に変化があると、さすがの私も眠り込んだりはしません。

 船内の写真を撮っていて、ふと窓の外を見ると、丁度対向して来た「鳥羽丸」が見えたので、写真を撮ろうと慌ててデッキに出たけれど、間に合いませんでした。
 予想以上に、スピード速いんだもん。
 結構間近を、すいすいと走り去って行ったのでした。

 デッキを一回りしてみると、風はかなり強くって、海にも白い部分が目立ちます。
 最前部まで行くと、風に体が押し戻されちゃうような感じ。
 「知多丸」と擦れ違ったときには、カメラをかまえるのも一苦労だったもん。
 それでも、船内に揺れは全然感じません。
 すいすいと進んで行く「伊勢丸」なのです。

 遠くに風力発電の羽根がくるくる回っているのが見えるけれど、どの辺りが伊良湖岬なんだろ。
 やがて、立派なホテルが見えて来て、伊勢湾マーチスの特徴ある建物も間近に見えるし、もうすぐ到着だね。
 でも、何処に港があるのか、さっぱり分かりません。
 やがて「伊勢丸」はぐるっと右に回り込んで、パイロット船が沢山停まっているのを眺めつつ、海上保安庁の船に続いて入港です。
 接岸したのを確認してから特別室を出たら、一般船室は既に無人で、もう船内の清掃が始まっていたのでした。
 ちょっと焦ったりとかして。
 徒歩下船は3名。
 乗用車も少なめです。
 外に出ると、折り返しを待つ乗用車とバイクは、沢山並んでいたのでした。

 伊良湖のターミナルは、道の駅(伊良湖クリスタルポルト)と一緒になっていて、祝日の今日は結構賑わっていました。
 バスまで時間があったので、軽食コーナーでラーメンセットを食べたりしつつ。
 「伊勢丸」の出航を見届けて、「鳥羽丸」がやって来て、その「鳥羽丸」が出て行くときには港外で「知多丸」とすれ違い、更には名鉄フェリーの「フラワーライン」や高速船が行き交います。
 楽しいね。

 展望コーナーが閉鎖になっていたのは残念ですが、3階のソファーからでも、十分楽しめたのでした。
 あっと言う間の1時間15分だったです。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


「Top」 [旅のしおりのMenu]

 ゆかねカムパニー ©C.Maya 2007