■07/11/23 伊勢湾フェリー「伊勢丸」乗船記 09:20→10:15
ターミナルの軽食カウンターで何か食べたいところですが、もう時間がありません。
ゆっくり出来ないなあ。
今思うと、もう1便後でも良かったんですよね。
ともあれ、窓口で片道1,500円の乗船券を購入して、さくっと乗船☆。
船は「伊勢丸」ですって。
乗船口には、「東京方面・伊良湖行のりば」と書かれた、おっきい看板が出ています。
さすがに東京は遠いけれど、伊勢湾フェリーの意気込みを感じるよ。
私もかつて、南紀への短絡ルートとして、車でこの伊勢湾フェリーに乗船したことがあったっけ。
船内へと進むと、イス席がさらっと埋まり、座敷席には誰も居らっしゃいませんでした。
イス席の方が、景色を楽しめますもんね。
フォワード席は、前に船の装備が色々とあって、結構視界が遮られちゃう感じかな。
ん、折角だから、私は特別室を使ってみようっと。
てことで、船内のカウンターで310円を払って、特別室へ。
入口の階段前にカウンターがあって、入室の際には、その都度「入室券」を提示して下さい、とのことでした。
「入室券」の裏は、伊勢志摩スカイラインの2割引券になってます。
面白いね。
階段を上がった特別室は、景色が凄く見やすくって、前面展望もばっちりです。
専用デッキはフォワードまで回っているので、これは嬉しいね。
これならのんびり出来そうなのですよー。
コンセントも沢山あります。
テレビの下には、さりげなくクリスマスのリースが飾られていて。
ここ3階のB-DECKには、専用のトイレと、デッキにチェアもありますよん。
後から、初老のご夫婦が上がって来られて、この便の利用者は3名。
ご夫婦も、写真やビデオを撮ったりしつつ、楽しそう。
さすがに、15分位したら飽きちゃったみたいで、それぞれに本を読んで静かに過ごされていました。
まあ、普通の人はそうですよね(^^;。
私は退屈する暇も無く、まずは船内をうーろうろ。
売店では、コーヒーやソフトクリームやたこ焼きやおにぎりなんかの軽食も販売しています。
後で何か買おうと思ったのですが、タイミングをはずしてしまい、おねーさんはお土産の品出しで忙しそうだったし、とうとう声を掛けそびれてしまいました。
お腹空いたなあ(^^;。
特別室と一般船室を行き来しているのは私だけなので、顔パスで通っても問題無さそうな感じですが、お約束を守って、その都度「入室券」を提示します。
係のおねーさんがちゃんと返事をしてくれるので、何だか申し訳ないみたい。
そうこうするうち、出航したよ。
結構狭い所を進んで行くし、色々な船が行き交うので、とても楽しいです。
私は最前部を定位置に決めて、イスにゆったり座りながら、或いは頬杖を付きながら、前面展望を楽しんでいたのでした。
いいなあ。
楽しいなあ。
時々、島々の案内放送が流れるのも嬉しいです。
これだけ景色に変化があると、さすがの私も眠り込んだりはしません。
船内の写真を撮っていて、ふと窓の外を見ると、丁度対向して来た「鳥羽丸」が見えたので、写真を撮ろうと慌ててデッキに出たけれど、間に合いませんでした。
予想以上に、スピード速いんだもん。
結構間近を、すいすいと走り去って行ったのでした。
デッキを一回りしてみると、風はかなり強くって、海にも白い部分が目立ちます。
最前部まで行くと、風に体が押し戻されちゃうような感じ。
「知多丸」と擦れ違ったときには、カメラをかまえるのも一苦労だったもん。
それでも、船内に揺れは全然感じません。
すいすいと進んで行く「伊勢丸」なのです。
遠くに風力発電の羽根がくるくる回っているのが見えるけれど、どの辺りが伊良湖岬なんだろ。
やがて、立派なホテルが見えて来て、伊勢湾マーチスの特徴ある建物も間近に見えるし、もうすぐ到着だね。
でも、何処に港があるのか、さっぱり分かりません。
やがて「伊勢丸」はぐるっと右に回り込んで、パイロット船が沢山停まっているのを眺めつつ、海上保安庁の船に続いて入港です。
接岸したのを確認してから特別室を出たら、一般船室は既に無人で、もう船内の清掃が始まっていたのでした。
ちょっと焦ったりとかして。
徒歩下船は3名。
乗用車も少なめです。
外に出ると、折り返しを待つ乗用車とバイクは、沢山並んでいたのでした。