「Top」 [旅のしおりのMenu]

旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「はまなす」舞鶴−小樽、の乗船記があります。
 前回の「あかしあ」は夏休み、今回は3連休と、連続して賑やかな時期の乗船となりました。
 港までは、またまた、なんばOCAT20:30発の高速バスの利用です。
 2,340円。
 当日、日本橋に着いてから電話予約をしたところ、まだ空席が有ったので一安心。
 4列シートの続行便が割り当てられたよ。
 バスは、窓側の席だけが全て埋まった感じで、なんばOCATを発車。
 フェリーターミナルでの下車は、3名でした。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■11/10/08 新日本海フェリー「はまなす」乗船記3 舞鶴00:30→小樽20:45

 到着したターミナル内は、結構な混雑だったです。
 ちょっと意外。
 少しずつ少しずつ冬が近付いている北海道、今シーズン最後の混雑かもしれないですね。
 そんな中、窓口に並んで、1等洋室の発券を受けます。
 季節もいいですし、当初の予定では、専用テラスが付いた特等Aに乗ってみよう!、なあんて意気込みだったのですけど。
 先刻の日本橋で予想外の出費が有ったので、特等Aに乗る意欲が、すっかり失せてしまったのでした。
 あらら。
 てことで、1等洋室の18,500円を支払います。

 2階の待合室に上がってみると、やっぱり座るスペースは無さそうで。
 諦めて、岸壁を散歩して過ごしたのでした。
 「はまなす」からホースが繋って、給油か給水をしていたよ。
 外は、ちょっとだけ肌寒いかも。
 私が薄着なせいも有りますけどね。
 夜釣りをしている様子を眺めたりしていたら、程無く乗船開始時間になりました。
 前回と同様、23:15です。

 ターミナルと船内には、限定のグリルランチキャンペーンのポスターが貼られているね。
 あれれ、ここの航路は9月で終了じゃ無かったっけ。
 キーを受け取るとき、案内所で聞いてみたら、まだやっているそうです。
 ただ、今日は既に満席だそうで。
 ちょっと残念。

 この時期にグリルが満席なのは、とある団体さんが乗船していて、24人全員が昼夜共にグリルを利用するからみたい。
 これは、添乗員さんに聞いたお話。
 グリルの席自体のキャパはもっと有りますけど、人員の配置も有りますし、面倒なのでツアーの貸切ってことにしたのでしょうね。
 船室も特等Aの利用で、結構豪華なツアーなんだ。
 見事にお年寄りばかりです。
 下船のとき、クルーに厳しい言葉を投げていたおじーちゃんとかも居たよ。
 下船待ちで並ばせるなら、ちゃんとそういう仕組みを作れ!、って。
 確かに、団体さん以外は、かなり雑然と、てんでんばらばらでしたけどねー(^^;。

 「はまなす」の1等洋室、私は結構好きですよー。
 落ち着きます。
 枕元を含め、コンセントが沢山有るのも、使い勝手が良くって。
 ただ、テレビがまだブラウン管なので…。
 机の上で、存在感を出しまくりなのです(^^;。

 船内放送を聞いていたら、明日は揺れが予想されるので、大浴場を閉鎖する可能性が有り、今のうちの利用をお勧めします、みたいな案内が繰り返し流れていて。
 そんなあ。
 放送のおねーさんからは、砕けたガラスのようなオーラを感じるぞ(^^;。
 まあ、結果的には揺れたりせず、お風呂も通常の営業でした。
 特別なプカリ感は感じなかったよ。

 私は、売店で飲み物を買い、なんばOCATで買って来たパンを食べたりしつつ過ごします。
 今の時期、さすがに屋台の営業は無く、売店でも軽食の販売は無くって。
 なんばOCATも、総菜屋さん系のお店は見付からなくって、結局パンになりました。
 ちょっと寂しいかな。

 程無く、出航になります。
 何だか、変な所から、銅鑼の音が聞こえていたような(^^;。
 …気のせい?。
 暫くはサイドデッキもオープンしていたような雰囲気ですが、私は船室に留まっていたのでした。
 そのうち眠くなって、寝てしまいます。
 室内の空調、冷房にしたままだったので、寒くなって目を覚ましたりしつつ。

 翌日は、夜までずっと、船内でのんびり出来ます。
 これは嬉しいのです。
 広い船内でくつろげて、レストランもお風呂も有って、その上移動まで出来ちゃう。
 それが船旅の醍醐味なのですよ。

 私は10:00前に本格的に起き出して、お風呂に入って。
 朝ご飯は無し。
 前回と全く同じ行動なのです。
 ビンゴ大会もちゃあんと有って、丁度「あかしあ」と擦れ違う時間帯なので、カフェを覗いてみたら、参加者さんで大賑わいでした。
 何か面倒になってしまって、今日の私は不参加です。
 15:10からは、6Fのコンファレンスルームで、40分間の船上コンサートが開かれました。
 ピアニストさんとオペラ歌手さん、お2人のコンサート。
 こちらも、私は不参加だったりして。
 かなり腰が重いってゆーか(^^;。

 「あかしあ」は、フォワードサロンで接近を見届けて、その後に後方のデッキへと移動。
 空は、雨上がりのミント色。
 「はまなす」が先に汽笛を鳴らして、「あかしあ」はあっという間に遠ざかって行ったのでした。
 この光景は、いつ見ても楽しいね。
 「互いに連絡を取りながら運航しており」「船旅の思い出に是非ご覧下さい」っていう船内放送も、すっかり聞き慣れた安心感が有りますです。
 それでも、1日毎に場面は展開、なのですよ。

 放送と言えば、夕方になると、夕陽の案内放送も流れていたっけ。
 「日本海の素晴らしい夕陽をご覧下さい」と。
 私も、お部屋のカーテンを開けて、写真を撮ってみました。
 本当に真っ赤なのです。
 今日よりも明日の太陽が、私達に眩しく差しますように。
 明日もいい日で有りますように。

 そう言えば、カーテン、ずっと閉じたままでした。
 これじゃあ、インサイドと全く変わりません。
 私は、光が無くてそれで良かったの。
 モノクロームの世界に居るよ。

 案内所の前のマガジンラックを覗いてみると、舞鶴の肉じゃがマップが置いて有ったりします。
 舞鶴は肉じゃがの街なのですねん。
 あ、だから、レストランの名物メニューになってたりするんだあ。
 「肉じゃが発祥の地は舞鶴。呉も発祥を主張しているけれど、あくまで舞鶴」と、なかなか挑戦的な説明が記載されていたっけ。
 消印みたいな、「あかしあ」小型スタンプが有ったので、私も記念に押してみましたあ。

 レストランは、お昼と夜の2回の利用です。
 それぞれ11:50と17:50にオープンして、掲示よりも10分早かったみたい。
 やっぱり、お客さんが多いからなのでしょうね。
 それでは、私のメニューを大公開っ。
 …そんな大袈裟なものでは有りませんけど(^^;。

 お昼ご飯。
 味噌ラーメンミニタレかつ丼セット1,000円、ホッキサラダ180円、スイーツマンゴー180円。
 スイーツマンゴーは、いつも沢山置いて有るので、ついつい。
 ホッキサラダが美味しかったよ。

 晩ご飯。
 ライス200円、豚汁180円、海鮮包み焼き580円、豚の柔らか煮380円。
 海鮮包み焼きは、私の予想とはちょっと違った味でしたあ。

 お風呂は結構早い時間にクローズになってしまうので、晩ご飯の前に入って、と。
 入港1時間前になると、下船案内の放送とかが流れ始めて、慌しい雰囲気になります。
 私も、そわそわと落ち着かなくなるですよー。
 うっかり居眠りとかしちゃうと、大変ですもの。
 程無く、お部屋のキーが回収されました。

 下船時刻は、到着予定時間ぴったりの、20:45でした。
 これは分かりやすくっていいですね。
 私はこの後、札幌のホテルへと向かいます。
 ターミナルからの高速バスの季節運航は終了していて、小樽駅行きのバスを待っていると時間が勿体無いので、小樽築港の駅まで歩いてしまいましょう。
 15分ちょっとで着いたよ。
 閉店間際の、誰も居ないウイングベイ小樽の店内を通って、と。
 Suicaで入場して、21:24の千歳行きで札幌へと向かったのでした。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


「Top」 [旅のしおりのMenu]

 ゆかねカムパニー ©C.Maya 2011