■10/03/30 新日本海フェリー「はまなす」乗船記2 小樽23:30→舞鶴21:00
小樽のターミナルで、まずは乗船名簿を記入します。
A期間中は、貸切料金無しで個室を使えてしまいますが、空いているのは確実なので、2等寝台で十分だね。
予約は特にしていません。
1週間後、敦賀から苫小牧東までの乗船予定が有るので、往復で申し込んじゃお。
フェリーの往復切符を買うのって、実は生まれて初めて。
どきどき。
それは、自分でも意外だったりしました。
いっつも、妙ちくりんなコースばっか辿ってますものねえ。
乗船手続きのカウンターには、何故か誰も居なかったので、ターミナル内の掲示を見て歩いて、時間を潰します。
航路毎に、船室の写真と2等運賃からの差額が掲示されているのは、やっぱり便利。
設備の解説と、コンセントの有無まで書かれているもん。
私が乗船する2等寝台の所を見ると、設備は「JRさんの寝台特急とほぼ同じ」で「ベッド毎のコンセントは有りませんが、船室入口に共用のコンセントが1つ有ります」みたいな表記になっていました。
前回の乗船から、特に変わって無いみたい。
ただ、乗船後に確認したら、船室内のコンセントには、赤のテプラで「清掃用につき使用禁止」と、しっかり書かれていたのでした…。
陸上と船内では、考え方に違いが有るのかにゃ。
まあ、取り合いになったりしても、困りますものね。
カウンターでの受け付けが始まった所で、乗船券を購入します。
クレジットカードで支払うと、行きと帰り、別々にサインが必要なのですって。
行きは11,700円で、帰りが1割引の10,530円。
帰りの乗船券も一緒に発券されるのが、私には楽しかったりして。
次回は、乗船手続きが不要なのですね。
これは便利なのです♪。
乗船開始は、22:45って言ってたかな?。
良く覚えていません(^^;。
ヴィーナストラベルの特設カウンター(って、ただ折り畳みの机を置いただけですけど…)で、山野辺の道ツアーの受け付けと点呼が始まったのを、ぼーっと眺めていたのでした。
翌日、船内を回ってみると、がらがらなのに、何故かインサイドの1等部屋が多数使われていたので、このツアーの方々に割り振られていたのかしら。
乗船後、船内の案内所で、2等寝台の指定を受けます。
新日本海フェリーは、船内での案内になるのですね。
名前と人数を申告すると、乗船券に、ダーマトグラフで番号が記入されたよ。
とてとて歩いてお部屋へ行き、自分の寝台の番号を探します。
あ、一番奥だね。
翌朝になってみると、20人部屋に4人が入っていて、それぞれが区画毎に完全に分散していました。
これは嬉しいです。
前回の太平洋フェリーでは、お部屋に2人だけなのに、お見合い状態だったもん(^^;。
ベッドにシーツを敷いて、私はもう、さくっと寝てしまいます。
昨晩は、殆ど徹夜だったのですもん。
お風呂には入りたかったけれど、お布団を見てしまうと、そんなことは、もうどーでも良くなってしまって。
本当に眠いのれすう。
出航前、船長さんの挨拶が流れていたような、銅鑼の音が鳴っていたような、蛍の光が流れていたような、そんな記憶もかすかに有るのですが(^^;。
でも、あんまり熟睡は出来無くって。
暫くすると揺れ出したみたいで、どーん!なんて、波が船体に当たる音が聞こえていたよ。
その度に目が覚めるけれど、またすぐに寝てしまいます。
訳の分からない夢でうなされたりしつつ…。
翌朝、レストランのオープンを告げる放送で目が覚めて、セットメニューなら食べに行こうと思ったけれど、バイキングでの営業とのことなので、安心してそのまま寝続けます。
バイキング、あんまり好きじゃ無いから…。
自分でおかずを選んで回るのが、面倒なんだもんっ(^^;。
その後、船長さんの挨拶が流れた所で、ようやく起き出しました。
そろそろ「あかしあ」が来ますものね。
起きたことは起きたけれど、そのまま寝台内でぼーっとしていたよ。
改めて、おねーさんから「あかしあ」の案内が有り、「互いに連絡を取りながら運航しております」っていう、いつものフレーズを聞いた所で、展望スペースへと移動しました。
団体さんが乗船しているからか、結構多くの人達がデッキに出て来ましたです。
互いに汽笛を鳴らして、近くて遠い向こう側、風に包まれた場所で待ち合わせ。
南行から北行を見ると、こちらが順光なので、「あかしあ」の白い船体が一際にきらきらと輝いて、なかなか感動的な光景だったです。
太陽が見せる魔法だね。
なんて、気分的には、北海道へと向かう北行の方が、関東地方在住な私としては、乗っていて嬉しいけれど(笑)。
デッキから戻ったカフェコーナーは、「冬期間閉鎖中です」とのホールマネージャー名での掲示が出ていました。
来月、4月になれば、また再開されるのでしょうか。
北海道の冬は長いので、GW位までは閉鎖なのかなあ。
まあ、その辺りは、新日本海フェリーの公式サイトに書いてあるのでしょうね。
そういえば、船内のタバコの自販機、いつまでに成人識別装置付きにします、って貼り紙がして有るのですが、その期限を遥かに過ぎた今になっても、まだ識別装置は取り付けられていませんでした(^^;。
まあ、仕方無いですね。
この後、お風呂に入ったりしつつ、ベッドでだらだらと過ごします。
ふわわ、まだ眠いや。
この航海では、いつも以上にぐーたら過ごすことに決めました。
ゆっくり体を休めるのも、私の旅の目的の一つなんですもの。
なので、フォワードサロンにすら行かなかったです。
てゆーか、存在自体を忘れていて、下船前にふと気付いて、覗きに行ったのが唯一だもん。
乗船前に見たとき、窓の鉄仮面、6つ位が取り外して有ったよ。
禁煙のフォワードサロンには「Milky way」って名前が付けられていますが、カナ表記では「ミルキウェイ」なのですね。
どうしてミルキーじゃ無いのかは、謎なのです。
確かに、私のここのお部屋のイメージは、白というより、黒だけれど。
お昼ご飯は、レストランでセットメニューを食べましょう。
営業開始の放送から、ちょっと時間をずらして「Jupiter」へ。
何を食べようかな♪。
その日その時の気分に合わせて、決めちゃいましょう。
好きなものはなあに?。
苦手なものは許してあげる。
てことで、鮭イクラ丼1,350円です。
それと、きんぴら130円。
以前食べた
海鮮丼1,100円の写真と比べてみると、鮭のフレークが加わっている位の違いだね。
レストランには20人位のお客さんが居て、結構賑わっていたです。
窓側の席は、全て埋まってましたもん。
さあて、それじゃあ、ベッドに戻ってごろごろしてようっと。
船内で、生活の全てが完結するのが、船旅の嬉しい所なのです。
狭くも無く広くも無く、丁度いい位のエリアに、何でも揃っていて。
それに、常に2点間を動き続けているのですもの。
こんな楽しいもの、他には滅多に有りませんよお。
晩ご飯の前、お風呂に向かって歩いて行くと、S寝台のバリアフリー対応船室が見えました。
今日の利用者さんは、誰も居らっしゃらないみたい。
あ、やっぱり広いですねー。
健常者だと、広過ぎて逆に落ち着かない感じかなあ。
外は少しずつ暗くなって来て、残ったイベントは、晩ご飯だけ。
私は、引き続き、ひたすら自分のベッドにこもっていました。
船内引きこもり状態だぞー。
色々と家から持ち出して来たものを、観たり読んだりしながら…。
マニアックなのです。
営業開始から10分ちょっと経ったレストランへ行くと、何故か行列が出来ていました。
あ、夕食はカフェテリア方式なので、選ぶのと会計に時間がかかるせいみたい。
もうちょっと、遅く来れば良かったかなあ。
私が丁度、最後から2番目位だったもの。
並んではみたものの、ちっとも列は進まなくって。
その間に、提供された全てのメニューの写真が撮れてしまいました。
手持ち無沙汰なんですもの。
さすがに、そんな写真をずらずら載せるのは止めておきますけど(^^;。
デザートのスイーツマンゴー330円が、何だかやたらと大量に準備して有ったけれど、そんなに沢山捌けるのか、心配になってしまいました。
レーンでは5品を選んで、1,420円になったです。
ちなみに私は、お酒が苦手な人なので…。
そんなこんなで、舞鶴が近付いて来ました。
最後にまた、真っ暗なデッキに出てみます。
前回の太平洋フェリーのときとは、また違った潮の匂いがしているよ。
日本海の方が、ちょっとだけ強い感じの匂い。
それって、単に気のせいなのかな…?。
でもでも、葉月ちゃんもそんなことを言ってたし、その時の自分の気持ちによっても、変わって来るのかもしれないですね。