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旅のしおり

 ここには、駿河湾フェリー(エスパルスドリームフェリー)「富士」清水−土肥、の乗船記があります。
 清水駅の東口(みなと口)は、殆ど工場地帯みたいで、がらんとした雰囲気です。
 国鉄清水港線の最終日、臨時の旧客列車で、ここから三保まで往復したっけ。
 懐かしいな。
 実は清水って、ちびまるこちゃんの故郷なのですねー。
 駅前の歩道には、港町らしく、ビットが配置されていたよ。
 改札前には、乗り場の案内を兼ねた、駿河湾フェリーのでっかい広告が出ていました。

 この旅の前の様子は、こちらをどうぞ。

■16/09/22 駿河湾フェリー(エスパルスドリームフェリー)「富士」乗船記 清水10:40→土肥11:45

 東口には、送迎バスの乗り場がちゃんと有って、学校やスーパー銭湯の送迎バスが各種出入りしています。
 何故か、路線バスは無いみたい。
 駿河湾フェリーの送迎バスも、ここから出ます。
 でも、バスを待つ人達は、エスパルスドリームプラザがお目当てらしくって。
 こちらに乗ったのは3人だけなのでした。
 10分程で、ターミナルに到着です。
 先程から、雨は降ったり止んだりしていて、今は結構がっつり降っているよ。

 まずは窓口へ行って、乗船券を購入する訳なのですが、んー、どうしようかな。
 最初の予定では、レンタカーを借りて、そのままフェリーに載せようかと思っていたのですよね。
 土肥側での、バスの乗り継ぎが面倒で。
 ただ、目的地で有る内浦では、車での訪問はあまり推奨されていなくって。
 私もバスを採用だよ。
 確か、お得な切符が有った筈。
 ターミナルで配布されているパンフレットを引っくり返して、見付けました。
 伊豆ドリームパス、富士見路。
 2,800円で、バスと伊豆箱根鉄道が乗り放題。
 フェリーの利用は片道限定だそうですが、切符を見せれば復路は半額になるそうです。
 正規運賃だと、フェリーだけでも2,100円するので、とってもお得。
 しかも、2日間有効なのですよ。
 本当は今日、温泉で1泊したいところなのですが、今後も暫く、ちょっと連休は取れそうに無くって。
 この窓口では、クレカやnanacoも使えますが、それは通常運賃の支払いに限られるそうなので、今回は対象外ですねん。

 割引券や、バスの時刻表も一緒に貰えたよ。

 他にも、お得な切符は各種有って。
 スイスイ♪清水港まぐろきっぷは、ハルチカを応援しているそうです。

 まぐろが応援!?(^^;。
 変わったタイアップなの。
 船内にも、スイスイ♪清水港まぐろきっぷのポスターが貼って有ったよ。
 アニメイトでも買えるんかい!。

 ターミナルの中を見て歩くと、大型客船入港予定のチラシが置いてあって。
 客船が入港すると、駿河湾フェリーの乗り場も変わるよ。
 結構、続々と来ています。
 どうして清水なんぞに?。
 コンテナヤードなら有るけれど。
 考えてみたら、富士山を頂いているのですものね。
 当然なのです。
 ダイナミックな景色が楽しめそう。
 ちなみに今日は雨なので、富士山は見えません。

 前回も見えませんでした。
 どーして(^^;。

 前回の乗船は、もう9年も前なのですよね。
 当時は「駿河」と「富士」の2船体制でしたが、今はもう「富士」だけなのです。
 船内の売店とたこ焼き屋さんは健在で、なかなか頑張っているよ。
 サービス体制は変わってないみたい。
 ここ「ゆかねカムパニー」にも、その間に、結構な数の乗船記が溜まりました。
 自分の足跡を辿ったり、港へのアクセス時間を確認したり、私自身も、実は後から結構参照したりしています。
 内容は、さすがにちょっと恥ずかしかったりしますけど…。
 それも、味でしょ。
 過去記事、それは心を未来へ運ぶ風で、本当の自分に出会う地図なのかもしれないね。

 なんてことはともかく。
 程無く乗船開始になりました。
 あ、雨、上がってる。
 乗船券のチェックは、ターミナルを出てすぐにされます。

 船尾から、カーデッキを経由して、船室への階段を上ります。
 今日の乗客は、10人ちょっと。
 乗用車が6台。
 バスやトラックの大型車は載っていませんでした。

 船内をざっとチェックすると、特別室(オーシャンルーム)は券売機での販売で、シール式のワッペンなのですって。

 コーヒーと、名物のフェリークッキー付きなので、結構お得。
 まあ、今日はがらがらですから…。
 利用者さんは、ちゃんと居ましたよん。

 売店では、グッズやお土産、お菓子なんかを売っていて。
 かなり充実しているの。
 コーヒーが人気だったです。
 ちなみに、カモメにお菓子をあげないよう、売り場にでっかく掲示が有ったよ。

 私は、みとしー(伊豆・三津シーパラダイス)の入場券を買いました。
 かなりの割引なのです。
 他にも、近隣施設の入場券を販売中。
 券面のナンバリングは0001なので、私が第一号の購入者さん!?。
 まあ、この航路のルートを考えると、わざわざ一旦内浦へと戻ることになりますし。
 直通のバスも有りません。
 そんな人は居ないよね。
 売店のおねーさんには、「みとしー」で通じなかったですし。

 片隅にはポストが有って、投函すると、特別な風景印を押して貰えるみたい。
 あ、葉書を持ってくれば良かったよお。
 パンフも各種置かれていますが、神新汽船まで有りました。
 懐かしいな。
 でも、当分は乗らない…。
 こら(^^;。
 こんな台風ばかりの年は、絶対に却下なのですよ。
 嵐が来たら、晴れるまで遊ぼう。

 ドリンクは勿論、ニチレイの冷凍食品や、何故かお札の自販機まで有ります。
 充実しているよ。

 そして、船尾のデッキには、たこ焼き屋さん。
 私は、乗船したらそこへ直行して、540円のマヨネーズ焼きを注文したのでした。
 イカや海鮮の焼き物も勧められましたが、実はそんなにお腹が空いていないので。
 また次回のお楽しみです。
 このたこ焼き屋さん、乗船人数が少ない割りに、かなり売れてましたです。
 美味しいよ。
 出来立て熱々なので、口の中を火傷しますけど(^^;。
 私がたこ焼きを食べていたテーブルは、磁気ループ対応席でした。

 って、何…?。

 程無く、出航の時間です。
 舫を取っていた岸壁のお2人が、手を振ってお見送りしてくれていて。
 目の前の倉庫も、雰囲気たっぷりなのです。

 そして、デッキには静岡県から県道223号線に指定された証の標識が立っています。
 雨は上がったので、私は暫く、デッキに立っていました。
 2層あるデッキ、上に上がると、風がかなり強くって、とても立っていられません。
 なので、下層を採用。
 ちょっと景色は見にくいですけどね。
 コンテナターミナルと、その右手の白いビルは何だろ。
 でっかい。
 由比辺りのホテルかしら。
 ちなみに、煙草はここで吸えます。

 船内に戻って、と。
 お子様用の船長さんの制服が有ります。
 凄い沢山有るよー。

 一部には、桟敷席も有って、私はここでごろごろしていました。
 いつもそんなだよね。
 ここには、ささやかに膝掛けが置かれていて。

 船内の掲示は、富士山の雲と天気の関係、駿河湾の鯨たち、なかなか楽しいのです。
 千葉県民な私は、鯨を食べ物と認識するのですが、それはまた別のお話。
 駿河湾の生物として、キンメダイやラブカが紹介されていて。

 キンメダイは美味しいです。
 でも、お高い。
 千葉でも、時価だったりするもん。
 ラブカは、HPが回復したり、仲間を呼べたりしそう。
 これ、食べられるのかしら?。
 みんなみんな、海の幸。
 食い意地が張っているのです(笑)。
 ラブカの標本は、みとしーに展示されていたよ。

 早くも入港のアナウンスが入ったので、デッキへ。
 雨上がり、伊豆の緑が眩しいね。
 凄く風が強いです。
 船首に舫を取って、慎重に船尾を寄せつつ接岸です。
 結構時間がかかりました。
 波は無いのですけど、風がもお。
 徒歩下船は4名。
 地元のおばちゃんに続いて、真っ先に下船したのでした。

 ようこそ土肥へ。それぞれの愛をのせて。
 やっぱ愛でしょ。
 今、未来、変わり始めたかも。

 そんな感じの65分。
 もっと何か話して、これが最後になるなら…。
 次の船旅は何時、何処になるのでしょうか。
 どんな未来かは誰もまだ知りません。
 今日の海を…!。

 土肥では、修善寺行きのバスの発車まで、63分の待ち合わせとなります。
 ながっ。
 デッキから接岸を眺めていたら、11:47発の一本前のバスが走って行くのが見えて。
 ぐぬぬ。
 あれに乗れたら、幸せなのに。
 まあ、坂を下りると、食堂とドラッグストア、セブンイレブンが有りますから。
 私は、折り返しの12:00の出航を見届けて、ぶらぶらと海岸を散歩していたのでした。

 「富士」は汽笛を鳴らして出ていったですよー。
 折り返しの乗用車とお客さんも、私達の便と同じ位のボリュームでした。
 コンビニでアイスコーヒーと肉まんを買って、イートインのコーナーでのんびり。
 のんびりし過ぎて、もうターミナルに戻る時間は無く、目の前のバス停で修善寺行きのバスを待ったのでした。
 松崎からの東海バスには、先ほどフェリーで一緒だったカップルさんしか乗っていませんでした…。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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