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旅のしおり

 ここには、阪九フェリー「フェリーすおう」新門司−泉大津、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

 この「フェリーすおう」も、行きの「フェリーふくおか2」と同時に、ネットから予約をしてありました。
 ネット予約だと、乗船名簿の記入は必要無くって、窓口で予約番号を伝えればいいそうです。
 私はマリンメイトクラブの会員なので、カードを出すだけでいいような気もしますけどねー。
 クレジットカードで8,320円を支払って、と。
 このタイプの船の2等指定Aは初めてなので、楽しみなのです。

■09/01/23 阪九フェリー「フェリーすおう」乗船記 新門司17:10−泉大津05:40

 送迎バスは15:40に発車するので、その時間に間に合うよう、小倉駅に戻って来ました。
 北口のバス乗り場へ降りて行くと、名門大洋フェリーのバスが2台停まっているのが見えて、程無く1台が発車すると同時に、もう1台が到着したよ。
 名門大洋フェリーなら、早くからバスに乗って待っていられるのにな。
 阪九フェリーのバスは、時間にならないと到着しません。
 ていうか、いつも何分か遅れて到着します(^^;。
 一般の路線バスと同じバスベイを使っているので、仕方の無い部分はありますけどね。
 手持ち無沙汰なので、バス停の掲示物を眺めていたら、本日の若松競艇は強風の為に開催中止になったそう。
 回送で到着したファン無料バスがその旨の放送をすると、おじさんが二人、立ち去って行きました。
 こんな遅い時間に、まだ競艇場へ行くバスが有るのですねー。
 家に帰ってから調べてみたら、ナイター開催時の12Rの発売締切は、なんと20:15なのでした。
 通年でナイター開催中だそう。
 私の友人にも、風景の撮影+各地の競艇場を巡る旅、をしているコが居たっけ。
 旅のカタチは、様々なのです。
 今日、私がこれから乗船する「フェリーすおう」にも、強風の影響が有るかもしれませんね。

 到着した送迎バスに乗車したのは数人で、門司駅からの乗車は、どなたも居らっしゃいませんでした。
 金曜日とはいえ、お客さんの少ない時期ですし、時間も時間で、さすがに空いてます。
 私は昨晩寝不足だったので、バスの車内でうつらうつらしちゃいました。
 乗船手続きをすると、ここのフェリーターミナルが「赤ちゃんの駅」に指定されたとの掲示が有って。
 そういう制度が有ること、今の今まで知りませんでした。

 私の予定だと、今日は「フェリーせっつ」だった筈なのですが、実際には「フェリーすおう」が居たりします。
 これで、私が配船表を見間違えていたこと、確定なのです。
 ぼけなす♪。
 えーとえーと、最初は新門司から往復することにしていて、後で行程をひっくり返したから、きっとそこで上下がごっちゃになったのですね…。
 って、配船表すらちゃんと見れないのー?。
 何故か、現地で笑ったり泣いたり、色々と制御不可能なのでした。
 いつもドキドキが止まらないのです(笑)。
 ともあれ、阪九フェリーでまだ乗っていないのは、その「フェリーせっつ」だけになりましたあ。

 それじゃあ、初めての「フェリーすおう」に乗船だよ。
 案内所でお部屋のキーを貰って、階段を上がります。
 私のお部屋は、通路を入った、すぐ目の前でした。
 部屋の作りからすると、ベッドはお隣りと互いに上下になっているのですね。
 上段のお部屋だと、どんな雰囲気なのかあ。
 勿論、使い勝手は下段の方がいいのでしょうけど、上段も何だか楽しそう。

 室内は、とってもコンパクト。
 洗面台は無いけれど、しっかりした机とイスがあるのは嬉しいです。
 コンセントも、デスク前とベッドランプ、合計で2箇所に有って。
 ベッドの足元にはビデオデッキも有りますけど、使用停止になっていました。
 そういえば、テレビは全く使わなかったです。

 とりあえず、船内を一回りしちゃおうかな。
 上等級の区画への階段には立ち入れないので、大浴場の方へと。
 お風呂の入口前にはぐるっと回る階段が有って、面白い作りでした。
 ちょっとしたベンチと、冷水器が有って。
 無料の紙コップも置いてありますよん。

 2等区画には、小じんまりとした区画がいくつも並んでいるよ。
 お客さんが少ないので、一部屋を一グループで使えているみたい。
 誰も居ないお部屋も結構有りますねー。
 これならのんびり過ごせそうです。

 案内所の前では、ホットコーヒーを250円で販売中。
 反対側に置かれたワゴンでは、船内で焼いているパンとパイがいくつか並んでいたよ。
 私も後で買いに来ようっと。
 パイには、抹茶も仲間に加わりました。
 1,200円のペーパーウェイトのチラシも壁に貼ってあったです。

 パブリックスペースは、ちょっと少なめかな。
 明るい雰囲気の中、ソファーが置かれた区画が2箇所に有る位…?。
 ここって、一人だけなら居心地いいのですけど、この座席配置は、知らない人同士が一緒になると、ちょっと落ち着かないかもです。

 そうこうするうち、出航の時間になりました。
 岸壁から離れた「フェリーすおう」はゆっくりと転回して、汽笛を鳴らし、沢山のフェリーに見送られて、新門司を後にしたのでした。
 今日のオーシャン東九フェリーは、「おーしゃんのーす」だね。
 デッキは凄く寒いので、ずっと留まっているのは辛く、船内とデッキを行ったり来たりしながら…。
 その後の船長さんの案内放送によると、只今の天候は雪だそうです。
 後でニュースを見たら、北九州地方、積雪まで有ったんですって。
 確かに、窓の外には、ちらちらと白いものが舞っています。
 早くも、窓の外は暗くなっちゃいました。

 それじゃあ、お楽しみのレストランに行きましょう。
 乗船している人が少ないので、レストランもがらがら。
 ドライバーさんが4組居らっしゃる以外、一般の利用者さんは見当たりません。
 カフェテリア方式のレストランで、4品を選んだら、1,700円になりました。
 新メニューの鉄板焼き750円は、結構なボリュームだったです。
 アツアツなのを出してくれるのが嬉しいな。
 他のおかずは、店内のレンジを使って、自分で暖めて、と。
 「150円の白ご飯おかわり自由になりました」なんて掲示も有りましたが、私はそもそもご飯を注文していなかったりして。
 夜食に、パイとか食べたいですものねー。
 今回も開催中の北海道フェアとは、無関係なチョイスをしてみましたあ。

 さすが瀬戸内の航路だけあって、お部屋の中に居ても、ときどき携帯が圏内になって、メールが飛び込んで来たりもします。
 お仕事関係のメールは、小倉駅に着くまでに片付いたので、良かった良かった。
 折角、旅先なんですもん。
 でも、嫌なことから逃げたって、その嫌なことが消えて無くなる訳じゃ無いから、それならその嫌なことにも立ち向かって行くしか有りません。
 って、紫ちゃんが言ってたから…。
 私もその言葉に従ったのでした。

 レストランも空いてましたが、お風呂もがらがら。
 というか、他には誰も居らっしゃいません…。
 細長くって面白い作りの大浴場は、洗い場の数も多くって、これなら大人数にも対応出来そう。
 どうして新造船の「やまと」と「つくし」は、あんなに狭くなっちゃったんだろ。
 不思議。

 夜食のおにぎり弁当は、案内の放送が流れた後に見に行ってみたら、もう売り切れになっていました。
 本当にちょっとだけしか作らなかったのでしょうね。
 パンやパイも、作り立てって感じでは有りません。
 まあ、お客さん、少ないですし。
 こればっかですけど(^^;。
 仕方無いもん。
 私は、パンを二つと飲み物を購入したよ。
 マリンメイトクラブのカードに、ポイントを加算して貰って、と。
 20:30まで、翌朝用にパイの予約を受け付けてくれますが、私はおにぎり弁当の方の予約をしたかったかも、なのです。

 その後流れた今夜の最終放送によると、消灯後は2等船室の室内に有るコンセントも使用出来なくなるそうです。
 三橋の通過予定時間は、それぞれに22:30、00:50、04:15と案内されて。
 結局、私はどれも全く見ませんでしたけど…。

 今日の「フェリーすおう」は、室内の暑さに悩まされることも無く、ぐっすり眠ることが出来たので嬉しいな。
 翌朝の04:30、控え目な音量の、控え目な放送で起きました。
 入港までまだ時間はありますので、もう暫くそのままでお過ごし下さい、みたいな。
 レストランの営業を開始しましたので、宜しければどうぞ、みたいな。
 本当に控え目なので、かなり好感度が高かったりします。

 私は早速レストランへ行きます。
 ただ、朝ご飯って、特に食べたい物が無いのですよね。
 こら。
 なので、フェリー就航40年記念と案内されていた、朝がゆセットをたべました。
 写真は、朝がゆセット400円と、コーンスープ150円です♪。
 この時間のレストラン、利用者さんは他に無く、私がひとりぼっち。
 まあ、まだ真っ暗ですし。
 普通はこんな時間にご飯を食べたりはしませんものね。
 下船前に覗いてみたら、他にお一人、利用者さんが居らっしゃったです。

 レストランからの帰りに、ワゴンを覗いて、パンを三つ購入。
 結構色々な種類が有ったよ。
 お土産の代わりに、家まで持って帰ろうっと。
 パイとアップルドームは、今朝は焼かなかったみたい。
 私も予約はしていませんし、この人数ですからねー。
 それでも、お客さんが何人か、パンを買いに来ていました。
 何故か、隣りのパンは、とても美味しそうなのです(^^;。
 眩しい位の朝日を浴びながら、バニラの香り、チョコのぷちぷち、色んなバージョン試食中♪。
 …って、実際には、まだ真っ暗なんですけどね。

 それじゃあ、下船しましょうかあ。
 ターミナルの階段を降りて、バスに乗り込みます。
 お客さんは数人だけなので、05:50頃にはすぐに発車して。
 06時前には、泉大津の駅前に到着したのでした。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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