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旅のしおり

 ここには、阪九フェリー「フェリーせっつ」新門司−泉大津、の乗船記があります。
 小倉の駅前から、送迎の西鉄バスに乗って、新門司のターミナルへと向かったよ。
 乗客は7名。
 途中の門司から、更に2名が乗車されて、徒歩乗船は合計9名となりました。
 ターミナル内に入ると、「フェリーせっつ」の船名が見えて、ほっと一安心なのです。
 また配船を間違えてなくって、良かった良かった。
 これで、阪九フェリーの全6隻、全てに乗ることが出来ましたっ。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■09/12/22 阪九フェリー「フェリーせっつ」乗船記 新門司17:10−泉大津05:40

 今回は、事前にネットから予約をしていたので、乗船名簿の記入も必要無く、真っ直ぐ窓口へと向かったよ。
 口頭で予約番号を伝えて、1等洋室4人部屋の発券を受けたです。
 最初は2等指定Aを予約していたのですが、気が変わって1等にしてみたの。
 変更もネットから出来ましたあ。
 どんなお部屋なのか、楽しみなのです。
 既に乗船開始になっているので、エレベーターを案内されて、そのまま乗船口へと進みます。

 船内の構造は、覚えているような、覚えていないような…。
 もお、頼りないなあ。
 前回乗船した「フェリーすおう」では2等指定Aの利用だったので、同じ場所まで行ってみて、ようやく思い出した感じなの。

 それじゃあ、お部屋に荷物を置いて来ちゃいましょうかあ。
 キーで扉を開けて、と。
 わ、窓がちゃんと有りますねー。
 瀬戸内の航路で、窓が有る部屋を利用したことなんか殆ど無いので、かなり新鮮な感じなのです。
 もう、すぐに暗くなっちゃいますけどね。
 明日の入港も闇の中だろうし、ちょっと勿体ない気持ち。

 4人部屋のシングルユースになるので、タオルは1人分だけが置かれていたよ。
 これは、昨日の名門大洋フェリーと同じなのです。
 商船三井フェリーでは、そのまま4人分が置かれていたっけ。
 あ、今回の「フェリーせっつ」も、洗面台の石鹸だけは、4人分がセットして有って。
 阪九フェリーの社名入りなので、記念に一つ貰って帰りましょう。

 過不足の無い、平均的な4人部屋かと思いますよー。
 ソファーとテーブルを、1人で広々と使えるのが嬉しいです。

 もう間もなく出航なので、デッキに出て行きましょうかあ。
 それに、すぐに暗くなっちゃいますものね。
 デッキから見回してみると、フェリーがあちこちに沢山見えて、壮観なのです。
 今日のオーシャン東九フェリーは、「おーしゃんいーすと」だよ。
 あっちに乗って帰って、下船後はそのまま出勤するっていう旅も、そろそろ実行してみようかなあ。
 オーシャン東九フェリー自体、最近はご無沙汰ですものね。

 遠くの方で、私が今朝下船したばかりの、名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅう」が横切って行くのが見えました。
 一足先に出航したのですねー。
 こちらの「フェリーせっつ」もそろそろ出航なのです。

 売店の前では、パイシューとアップルケーキデニッシュと枝豆を販売中。
 私も早速、パイシューとアップルケーキを買ったです。
 マリンメイトクラブのカードにポイントを加算して貰って、と。
 ポスターによると、明朝の焼き立てパンの予約は20:30までの受け付けだそうで、10種類のパンの写真が掲げられていました。
 あ、どれも美味しそうだよ。
 でもまあ、わざわざ予約するほどのことも無いので、売ってたパンを買うことにしましょうか。
 乗船数から察するに、そんなには焼かないと思いますけど。

 レストランが閉店する頃になると、夜食のお弁当を販売するとの放送が流れたので、私も早速買って来たです。
 このお弁当、すぐに行かないと売り切れてしまう印象なのですが、今回はちゃあんと買うことが出来ました。
 ご飯がほかほかなのが嬉しいです。
 あ、何か幸せかもっ。
 てことで、その場ですぐに食べてしまうのでした。
 このお弁当を楽しみにしていたので、レストランではそんなに食べなかったんだもん。
 おかずに焼きうどんが入っていたりして、美味しかったよ。

 阪九フェリーは食べ物関係が大充実しているので、いつも利用するのが楽しみなのです。
 レストランでも、色々と目移りしちゃって困る位ですしっ。
 なので、新門司へ行くなら、名門大洋フェリーよりも阪九フェリーの方が私はいいかな。
 ちなみに、レストランでは、一般の利用者さんより、ドライバーさんの方が多かったみたい。

 お風呂にも入って、後はお部屋でのんびりしましょう。
 荷物の整理をしてみたり。
 スオーナダフェリーにも乗れたし、今回の旅も楽しかったね。
 本当は、もっと事前にしっかりプランを考えておくべき、とも思うのですが…。
 私が完璧なプランニングをすると、何故かいっつも不測の事態が起きて、逆に行程がメタメタになってしまうっていうパターン、目茶苦茶多いのですもん。
 それで、選択肢も閉ざされて、最後に1本だけ残ったタイトロープの上を、めそめそ泣きながら渡って行くという…。
 例え泣きながらでも、そこを渡って行けるのなら渡って行っちゃえ!、なんていうのが、私の旅のカタチだよ。
 もうずっと変わっていないことなのです。

 「フェリーせっつ」は夜がとっても早いのですが、私は日付が変わる辺りまでは起きていました。
 時々、窓の外を覗いてみたりして。
 …何も見えませんでした。

 特に目覚ましはかけなくっても、レストラン開店と焼き立てパン販売の放送で、朝はちゃあんと目が覚めます。
 早朝の04:30から開いているレストランっていうのは、やっぱり凄いのですよー。
 私も早速、朝カレーを食べたです。
 他に利用者さんは誰も居なかったけれど、後で覗いてみたら、もう1人、利用されている方が居たよ。

 焼き立てパンも、乗船人数の少なさから、売れ行きはあんまり良く無いみたい。
 私はメロンパン他を3つ買ったけれど、さすがに今は食べられないし、後で電車の中で食べようっと。

 帰りは、またまた青春18きっぷの利用で、東海道本線を真っ直ぐ上って行きます。
 本当は、JALで帰りたい所なのですが…。
 JALもとうとう破綻してしまいました。
 私が持っていた株も、いきなり無価値ですもん。
 厳しいね。
 無くした過去と飛べない空、そして消えない傷。
 まさに、片翼のイカロス状態なのですよー。

 長距離フェリー各社は、これからどうなって行くのでしょう。
 阪九フェリーも、減便になってしまって…。
 私はせめて、乗る機会が有ったら乗っておこうと思うのでした。
 それが私の精一杯。
 この「フェリーせっつ」にフェリー存続の為の署名コーナーが有ったかは覚えていませんが、私は結局、ジャンボフェリーでも署名はしなかったのですよね…。

 下船後の送迎バスは、すぐに発車となりました。
 夜間工事の通行止めでも有ったのか、踏み切りを渡ったりして、いつもよりちょっとだけ時間がかかって、泉大津の駅前に到着です。
 そうしたら、おばちゃんが怒って、語気荒く運転士さんに絡んでいました。
 遅れたことのお詫びの言葉も無いのか、って。
 電話して、絶対にクビにしてやるからな!、って。
 んと、阪九フェリーに電話をするのは別にいいと思いますが、クビにしてやるっていう発想は、一体何処から出て来るのやら…。
 そんなに怒らなくってもいいのに。
 私はそれより、スピードとか踏み切りの通り方とか、そっちの方が気になったけれど、勿論、クビにする程のことでも有りません。
 このおばちゃんは、駅前に停まっていた他のバスの運転士さんにも、バスの運転士の質が悪いとか言って絡んでいたっけ。
 その運転士さんは全然関係無いから、苦笑していましたよー。
 クレーマー体質の人には、困ったものなのです。
 信じ合って、感謝し合うのが、ハートのプラスαだよっ。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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