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旅のしおり

 ここには、名門大洋フェリー「フェリーおおさか」新門司−大阪南港、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

 連絡バス発車の20分前、15時40分に小倉駅北口の乗り場へ行ったら、バスはもう待機していました。
 乗車も殆ど終わってるみたい。
 もう一台、団体さん専用の車輌が居て、先に出発して行きました。
 こちらは20人弱のお客さんです。
 2,3分遅らせて発車し、門司駅には16時20分の定刻に到着。
 ここから3人乗車して、フェリーターミナルへと。
 山越えをして、「フェリーおおさか」と「フェリーきょうと2」が見えたのでした。
 ファンネルのおひげが可愛いかもっ。
 私が乗るのは、17時20分発の「フェリーおおさか」です。
 出港まで、40分。
 ここでも全然時間が無いよう。
 人混みを駆け抜けて海まで急ぐ、みたいな感じかな。
 かなかな。

■06/05/08 名門大洋フェリー「フェリーおおさか」乗船記 新門司17:20→大阪南港05:20

 小さなターミナルを一回りしたけれど、シティラインカードの申し込み用紙がどーしても見付かりません。
 諦めてカウンターで聞いたら、カウンターとカウンターの間に置いてあったのでした。
 分かりにくーい(^^;。
 今日からすぐに割り引いてくれますけど、カードは一週間後に郵送なんですって。
 それまでに乗船するときは、領収書を見せれば割り引きになるそう。
 オレンジフェリーも2割引だよ。
 私はお休みが不確定で、その日に本当に休めるかどうかがぎりぎりまで分からず、ネット予約でさえ危なくて使い難いので、こういうカードは有り難いです。
 今日も、勿論予約はしていません(^^;。
 空席状況はチェックしていたので、混んでる大阪発を避け、新門司発に乗ったんだあ。
 200ポイント到達は、絶対に無理だとは思います。
 もっと条件を低くして貰って、特典も朝食無料とかにして貰った方が、やる気が出るのですけど…(^^;。
 これだと、一年に一度使えばいいや、みたいになっちゃうもの。
 勿論、例のスタンプも押して貰ったよ。
 残りも、意外と早く乗っちゃいそうです(^^;。

 ターミナルの2階に上がって、おねーさんに半券を渡して。
 もうお風呂に入れるとの案内がありました。
 今は混んでるだろうから、後ですね。
 ここのターミナルって、ちょっと狭いような気も…。
 喫煙スペースは本当にバルコニーの片隅で、あれじゃさすがに気の毒な気がしちゃいました。
 寒かったり暑かったり、雨だったり風だったり…。
 吹きさらしー(^^;。

 私の2等洋室は、8人部屋に5人。
 あ、上段も使ってますね。
 お連れさんでしたけど。
 私は、窓側の下段。
 上段は空き。
 何だか、狭くて息が詰まりそう。
 しかも、妙に暑くって。
 これはたまらん(^^;。

 とりあえず、デッキへ逃げ出しました。
 見渡すと、今日も5隻のフェリーが見えます。
 凄いなあ。
 オーシャン東九フェリーに乗れば、明後日の早朝に東京へ着いて、そのまま出勤して宿直勤務につくことが可能です。
 …そんなの、絶対に嫌だ(^^;。

 出港15分前に、汽笛が鳴りました。
 トラックは、本当にきつきつに積んでますねー。
 ぎりぎりにバイクのおにーさんが乗って来て。
 見ていたら、船の最後方に停めて、トラックの荷台からラッシングを取っていました。
 これまた、吹きさらしです。

 蛍の光が流れる中、出港して。
 デッキに出て来たのって、私の他には一人だけでした。
 皆さん、乗り慣れた方ばっかりなのかなあ?。
 さあ、久しぶりの海だよー。
 呑気に進むフェリーから見える、遠離る街の波が乱反射するの。
 曇っているので見晴らしは良くないですけど、この雰囲気が堪りません。
 デッキ、前までは行けないのが、ちょっと残念かな。
 重油の臭いが、いかにもフェリーって感じで嬉しいよ。
 二ヶ月ぶりだもん。

 その後、船内をとことこ歩いて、設備をチェック。
 結構歩き甲斐があります。
 ミニサロンみたいなスペースもあちこちにあって。
 人も多いし。

 各施設の営業時間は、こんな感じ↓です。
 案内所。
 1600〜2130、0430〜0520。
 売店。
 1600〜2130、0430〜0520。
 レストラン。
 1700〜2030、0430〜0520。
 スナック
 1900〜2130。
 展望浴室。
 1600〜2400。

 売店は、グッズとかも売ってましたけど、特に欲しい物は無かったよ。
 シーツ100円と浴衣200円の貸し出しがあって。
 夜の間に、お茶とおにぎりのセット400円を予約受付中。
 朝ご飯みたい。
 翌朝見たら、、ホットドック250円、ピザトースト200円、ロールサンド250円、コーヒーとスープ150円がありました。
 買うと、目の前で暖めてくれます。
 夜間の非常連絡用の内線電話、AとBとCから好きなボタンを選ぶんですって。
 面白いね。
 肝心の電話機本体がどこにあるのか分からなくって、ちょっと探しちゃいましたけど。
 AED設置のお知らせもありました。

 スナックは、この時間、寝ていたので詳細不明です。
 朝、浴室は使えないんだ。
 まあ、そんな時間には起きられませんし。

 とりあえず、ご飯だね。
 カフェテリア方式です。
 定食は、日替わり弁当みたいなのが1種類だけでした。
 お皿を取ると、肉じゃがは鍋から熱々のを、ギョウザはレンジで温めてくれました。
 レシートに「フェリーおおさか上り1便」って入るのが楽しい。
 味はまあ、普通です。
 フェリーとしては、この肉じゃがの味付けはなかなか、かも。

 レストランのお客は、殆どがドライバーさんみたい。
 賑やかです。
 下膳は、そのまま置いておけばいいのか、自分で下げるのか、イマイチ分かりません。
 自分で下げて渡しましたけど、係のおねーさんは無言で受け取ったので、正式ルールは分からないままなのでした(^^;。

 ふう。
 何か眠くなったので、ちょっとだけ寝よ。
 すやすや…。
 レストラン閉店を告げる放送で正気に戻ったので、約3時間寝ていたみたい。
 お風呂に行こう。
 この時間だと、船内はとても静かです。
 お風呂にも誰も居なかったもん。
 途中で二人の方が来ましたけど、私はお風呂が長いので、出たときにはまた一人。
 ここのお風呂は、洗い場が沢山あって、この作りは実用的かも。
 湯船のお湯は温めなので、かなり長い時間入ってました。
 何の気無しに蛇口を押したら、熱湯が出て来て、飛び上がったりしつつ…。
 シャンプーとボディソープは炭を使ったタイプで。
 旅館なんかで良く見かけますけど、フェリーでは珍しいかも。
 船内での販売もしています。

 自販機でジュースを買って、ロビー前でのんびり。
 自分の寝台へ戻ったら、もう部屋は真っ暗になっていました。
 暑いので、皆さんカーテン開けて寝てるし、寝台の蛍光灯を点けるのもはばかられたので、パソコンを持ってサロンへ逃げ出したのでした。
 あ、ちなみにコンセントは各ベッドにちゃんとありますよー。
 これって、便利ですよね。

 船内の掲示とかものんびりチェック。
 大阪市営地下鉄と南海と京阪と阪急の路線図も貼ってあります。
 このチョイスの根拠は、イマイチ不明とゆーか(笑)。
 三橋の通過時間もありましたけど、さすがに来島海峡大橋以外はパスですよねえ。
 時間が時間だもん。
 22時30分ですって。
 その時間、デッキに出てみたら、他にも何人か橋を見ている方が居らっしゃいました。
 橋の手前になると大きく舵を切る感じなので、寝ていても結構分かったりしますね。
 私は結局、00時35分の瀬戸大橋手前まで起きていて。
 その後、ベッドに戻ったの。
 向かいのベッド、いびきと寝言が凄いなあ。
 ベッド前が狭いので、かなり使い勝手の悪いお部屋ですけど、仕方無いか。
 部屋の扉を開けて、更にカーテンの仕切りがあるのが変わってます。
 スリッパがあるのは便利ですね。

 翌朝、04時30分に起床。
 いつもの生活と同じ時間というのがまた…。
 レストランへ行って、和定食700円を食べたのでした。

 私は、めんたいこ。
 鮭とか鯖とかも選べますよー。
 海苔の袋が、何げに名門大洋フェリーのオリジナルです。
 洋定食も、サラダの盛りが良くて、結構良さそう。
 レストランを出るとき、食器はおねーさんが持って行ってくれました。
 この時期、外はもう明るいので、この時間に朝ご飯を食べていても、そんなに違和感はありませんね。
 利用者さんは、さすがに少なかったな。

 他の席には、団体さんの朝食らしきものがセットされていたのですが、まだ誰も来ていません。
 下船後とかに、時間をずらしてあるのかな?。
 そういえば、バスはわざわざ一番最後に積んでましたし、団体さんには、ある程度の船内滞在を認めているのでしょうねー。

 かもめ埠頭には、小さな虹がかかっていたよ。
 デッキで接岸を見学しつつ。
 さあて、下船しよー。
 下船のときにも、蛍の光が流れて。
 人が途切れるまで、1等室前のソファーで待機します。
 この航路が、大阪南港にはトップで入港なんですね。
 まだ05時20分だもん。
 早いなあ。
 とほほ(^^;。
 ターミナルで振り返ったら、「おれんじ8」が近付いて来るのが見えたのでした。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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