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旅のしおり

 ここには、名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅう」大阪南港−新門司、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

 大阪南港にてっ。
 さすがにちょっと寒いけれど、デッキには何人かの方が出て来て、遠離って行く港の景色を眺めていました。
 色々なノイズが飛び交っている街とも、暫くお別れだね。
 ささやかな夕焼けの中での出航になって、宮崎カーフェリーとダイヤモンドフェリーの真横を通り過ぎたときには、もう船名も読み取れない暗さになっていました。
 右の写真、奥に写っているRORO船は、JFE物流のコイル専用船「碧隆丸」です。
 旧日本鋼管の船には、伝統的に「隆」の文字が付けられている、って聞いたことが有ります。
 この「碧隆丸」には、川崎製鉄と一緒になる前、私も地元の市川で何回か接したことが有って、懐かしい再会でした。
 デッキからじーっと眺めていたら、「フェリーきたきゅうしゅう」に続いて、この「碧隆丸」も転回を始めて出航したよ。
 また、製鉄所の有る福山へと帰って行きます。

■09/12/21 名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅう」乗船記 大阪南港17:00−新門司05:30

 大阪南港には、16:00ちょっと前の到着になりました。
 家を出てから、丁度12時間だね。
 こんなに時間がかかるのは、青春18きっぷ利用だからなのですが、関東在住だと、大阪発着のフェリーに乗るのはやっぱり大変。
 予約はネットから済ませていたので、プリントして来た乗船名簿とシティラインカードを窓口に提出して、1等運賃10,800円をクレジットカードで払ったです。
 丁度今、乗船開始になったところですって。
 マルエーのポケット時刻表を1部貰って、と。
 あまり長いお休みは取り難いので、沖縄航路にはまだ乗ったことが有りません。
 運航日も限られちゃいますし、今後も乗る機会が無かったりするかも…(^^;。

 それじゃあ、2階の待合室に上がりましょう。
 大阪南港は、各社のフェリーが並んでいて、壮観なのです。
 今回、関西汽船の「さんふらわあにしき」にも乗りたかったけれど、残念ながらスケジュールが合いませんでした。
 待合室でちょっとした調べ物をしてから、「フェリーきたきゅうしゅう」へと歩いて行きます。
 前後には、他に乗船される方も無く、ひとりぼっちで長い通路を進んだよ。

 名門大洋フェリーの1便に乗るのは、これで2回目。
 前回の「フェリーおおさか」乗船から、もう3年半も経ってしまって。
 前回は2等洋室だったけれど、今回は「1等室貸切料金無料キャンペーン」のおかげで、1等室を使うことが出来ました♪。

 二人で使うには、ちょっと手狭な感じのするお部屋かなあ。
 ここをシングルユースするっていう情報は、ちゃんとお掃除担当の方にも伝えられているみたいで、タオルのセットは一人分だけが用意されていたです。
 これは、翌日に乗船した阪九フェリーでも同様でした。
 ベッドランプを含めて、コンセントは何ヶ所かに有りますけど、どれも微妙に使い辛いポジションっていうか。
 テレビの後ろに置かれていた案内の冊子をめくってみたけれど、レストランや浴室の営業時間の案内が無かったので、通路に出て、掲示をデジカメで撮って来たよ。
 勿論、放送でも案内してくれるのですけど。
 ちょっとだけ不便かな。

 出航前には銅鑼の音が流され、蛍の光のメロディーもしっかり流れます。
 こういうのって、船旅らしさが感じられて、いいなあって思う。
 そういう雰囲気作りは、大切ですよね。

 私はですね、17:30から見たいアニメが有ったので、出航を見届けた所で、とりあえずテレビを見なくっちゃ。
 何をやってるんだか(^^;。
 これまた、何チャンネルにどの局が割り振られているのかが分からなくって、困ってしまいました。
 備え付けの冊子、内容がもっと充実するといいな。

 それでは、船内の探検に出ましょうかあ。
 私が前回、「フェリーおおさか」に乗船したとき居場所にしていたスペースは、この「フェリーきたきゅうしゅう」にもちゃあんと有ります。

 2等室も、かなり余裕が有るみたい。
 ていうか、船内、殆ど人に出会わないのですよね。
 年末前のこの時期、さすがに流動は少ないのです。
 団体さんも、一緒に乗船しているのですけど。

 冷水器も、ちゃんと有りますよー。
 スナックは営業しなくなってしまったのですね。
 前回の「フェリーおおさか」と比べてみると、他には案内所の営業時間が30分延びて、展望浴室は利用時間が2時間も短くなっていました。
 夜の早い船ですし、実態に合わせたのでしょう。
 特に不便は感じないかと。

 スナックの跡地、私が見たときは誰も居ませんでしたけど、その後、イスは全て埋まって、ドライバーさんが宴会を開いていました。
 深夜にまた覗いてみたら、また無人に戻っていたっけ。

 レストランもオープンしましたが、かなり長い時間開いているので、私は後から使ったです。
 本当は、バイキングってあまり好きじゃないし、乗船前に食べてしまうか、何か持ち込みしようかとも思ったのですけど。
 やっぱり内容が気になったので、利用しちゃいます。
 1,500円。
 一般のお客さんが数組、ドライバーさんが8組、そんな感じにテーブルが埋まっていたよ。

 お料理は結構豊富で、私にはとても全部は食べ切れない位の種類だったです。
 味の方も、普通に美味しかったですし。
 利用したのを後悔するようなことが無くって、良かった良かった。

 ゲームコーナーを覗いてみたら、私の期待通りに、ファイナルロマンス2が置いて有りましたあ。
 懐かしいな。
 だって、もう15年も前のソフトですもん。
 なかなかお目にはかかれません。
 いいもの見れて、良かった良かった。
 折角だから、メイン画面の写真を撮っておいたです。
 …何をやっているのでしょう(^^;。

 明石海峡大橋だけはしっかり見て、後はお部屋でのんびりするです。
 折角の個室ですものね。
 空調の微調整が出来無いのが、ちょっと辛い所かなあ。
 何だか暑いんですもん。
 あ、お風呂は、21:00頃に入りに行ったよ。
 …誰も居ませんでした(^^;。

 目覚ましをセットしないで寝ていても、案内の放送が入るので、入港の1時間前にはちゃあんと起き出します。
 朝のレストラン営業が無くなってしまったのは残念だけれど、それで正解とも思えます。
 代わりに軽食のワゴン販売が有るので、案内所前へと降りて行って。
 売り切れてしまったものも無く、全種類から選べますねー。
 ピザトーストをお願いすると、おねーさんがトースターで暖めてくれました。
 この時間は、レストランの一角で食べることも出来ますよん。
 私は、お部屋まで持ち帰って食べたです。

 それはいいのですが、やっぱり暖房が暑いよお。
 前回の「フェリーおおさか」でもそうだったっけ。
 どうにも耐えられなくなったので、荷物をまとめて、ルームキーを案内所に返却の上、デッキに出て過ごすことにしましょう。
 あ、涼しいな。
 ていうか、さすがに寒いけれど…。
 船内に居るよりはマシってゆーか(^^;。
 まだ真っ暗な中、ぼーっと接岸作業を眺めていたのでした。

 それじゃあ、下船しよっ。
 デッキから降りて来た私が、3番目位に下船したです。
 そのままターミナルを素通りして、連絡バスへと。
 1台だけのバスは、すぐに発車です。
 門司での下車は2名、小倉では7名、合計で9人の利用者さんでした。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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