■14/01/21 松山・小倉フェリー「フェリーはやとも2」乗船記 小倉13:20−20:25松山観光港21:55−小倉05:00
色々な事情が有って、今回は往復での乗船をすることにしました。
昼便で松山観光港へ行って、そのまま着発の夜行便で小倉へ戻るっていう…。
私の行程には、とっても効率がいいのです。
ここの航路もネット予約が出来るようになっていたので、往復の申し込みをしようとしたら、何故かエラーが出てはじかれてしまいます。
もしかしたら、昼便からの往復には対応していないのかな…?。
まあ、特に割引が有る訳では無いので、別に予約しなくってもいっか。
乗船名簿だけダウンロードして、と。
PDFかWORDが選べるので、WORDで必要事項を入力します。
ただ、書式が崩れてしまうので、全ては入力出来ませんでした。
そして、当日。
お昼ご飯は事前に食べておこうかとも思ったのですが、船内で軽食位なら食べられる筈なので、敢えてそのままターミナルへと。
最悪、売店でお菓子位は買えますよね。
乗船開始は1時間前とのことなので、ちょっと早めにターミナル着。
乗船名簿を提出して、2等の乗船券をカードで購入したのでした。
乗船券には赤いスタンプを押してくれて、この半券を見せれば、復路が3割引になるそうです。
昼便はさすがに、乗船開始は30分前とのことで。
6人位のお客さんが待つ待合室を出て、うろうろ歩いて過ごすのでした。
ここから天神行きの高速バスが1往復出来たのですねー。
これは便利。
05:25に出発して、07:00前には天神バスセンターに到着。
逆方向は、天神バスセンターを19:15の出発です。
今回私は、既にJR九州のきっぷを用意して有るので、利用は出来ませんけど。
便利です。
ビジネスのお客さんとかにも対応出来ますし。
ターミナル内の掲示を見て歩いて、関西汽船の名前がまだ残っているのを見付けて、喜んでみたり。
10日以上も前、01/10で終了した、年末年始輸送安全総点検実施のお知らせが、まだ貼って有ったりもしました(^^;。
程無く乗船開始になって、船内へと進みます。
船内の様子は、かなり以前に乗船した「フェリーくるしま」と同じみたい。
私としては珍しく、「フェリーくるしま」のことはちゃんと覚えていました。
ロビーには何故か、南海放送からのお祝いの鉢植えが置かれていたりしたよ。
昼便は、全て自由席とのことで、私は窓の有る個室タイプのお部屋に入ります。
枕とカバーと敷物と掛け布団を装備。
毛布では無く、掛け布団なのですねー。
壁にはハンガーも有ります。
コンセントの場所を確認すると、棚のテレビのところにしか無いみたい。
テレビのコンセントは、最初から抜いて有りました。
荷物を置いて、船内をうろうろ。
軽食コーナーはちゃんと営業していたので、一安心なのです。
伝統のおでんも健在でした。
取り敢えず、カレーを注文しよう。
食券を購入して、おっちゃんに声を掛けます。
カツカレーと見せかけて、ジャコカツカレー500円。
ロビー前の長テーブルで頂きます。
ジャコのカツとカレーの組み合わせは、ちょっと微妙な感じ…?。
カレーは3種類有って、カツもジャコカツもビーフも全て500円です。
他には、うどんとか牛丼とか親子丼とか。
全て500円以下とリーズナブル。
おでんは1つ100円ね。
乗船人数の割には、利用者さんが居ましたです。
案内所のお隣りには、畳敷きの大部屋と小部屋。
小部屋の方には、小型のバーカウンターが残っていて、以前はラウンジだったのでしょうね。
今は、畳敷きに改造されてしまいました。
ここにはコンセントが複数有るので、折り返しの夜便、私はここでくつろいでいました。
掲示によると、軽食コーナーと売店は、昼(13:20〜14:00)と夜(18:00〜20:00)に営業するそう。
お風呂は残念ながら閉鎖です。
「臨時ダイヤ期間中は、サービスを中止させていただきます。」とのことで。
まあ、仕方有りませんねー。
利用者さん、少ないですから。
自販機は、アイスとかジュースとか。
実はニチレイの冷食の自販機(全品350円)も有るのですが、軽食コーナー営業中は、カーテンを下げて閉鎖されてしまいます。
変なの。
アルコールは、売店のみ販売です。
売店では、ロングライフのパンとかお菓子、お土産を売っています。
ゲームコーナーも有りますよー。
プライズを見ていたら、ふなっしーとにこちゃんを発見!。
電子レンジもちゃんと有って、冷水器には無料の紙コップが使えます。
そんなことを観察していたら、もう出航時間なのです。
船内放送では、「不審な行動を取っている人がいたら通報して下さい」みたいなことを言っていて、それって、まさに私のことなんじゃ…。
通報とか、しないで下さあい(^^;。
窓の有るお部屋は、どうにもコンセントの使い勝手が悪いので、中央の大部屋に移動しましょう。
大部屋とは言っても、一区画に1人しか居ないので、実質貸し切りみたい。
全てのお部屋が、そんな感じなのですよー。
2等寝台も、自由席だったみたいです。
程無く出航の時間になったので、デッキへと。
明るいうちに出航して、関門橋を潜るのなんて、ドック期間中の臨時ダイヤでしか体験出来ませんものね。
楽しみなのです。
それはいいのですが、風はぴゅーぴゅー吹いて、雪はちらちらと舞って、体感でかなりの寒さです。
陰に隠れて風を避けたり、船内に引っ込んで暖を取ったりしつつ、景色を一生懸命眺めましょう。
遠ざかって行く小倉の街を、海から眺めるのは新鮮です。
海上信号とか、灯台とか、観覧車とか、謎の黄色い船体の船とか、色々なものが見えます。
遥か東京を目指して発車した、「のぞみ」も見えますねん。
船は続々と対向して来ます。
手を伸ばせば届きそうなところを、でっかいお船が通過して行くので、迫力満点なの。
これは見応え有りますね。
渡船とか遊覧船が、横切っても行きますし。
関門海峡は、やっぱり凄いなあ。
クライマックスの関門橋を下から見上げて、以前訪れた公園なんかを確認して、私は船内に引っ込みます。
同じくデッキに出ていたおじーちゃんと、ここまで頑張った自分達を称え合って(^^;。
この頃には、もうすっかり吹雪でしたもん。
これは大変だ。
大部屋に寝転がって、持ち出して来たアニメを見て、眠くなったので寝てしまいます。
掛け布団は使わず、そのままごろんと。
途中で寒くなって、入り口の扉を閉めに行ったりしつつ。
結構眠ったです。
起きたとき、体がすっかり冷えていたよー。
お風呂に入れたらいいのにな。
ん、晩ご飯を食べに行きましょう。
天ぷらうどん500円です。
随分としっかりしたうどんが出て来たので、びっくりしちゃいました。
具沢山だよ。
関西汽船時代からの伝統で、食べ物関係は充実している感じかな。
乗船人数が少ない割には、利用者さんも結構居ました。
てことで、松山観光港に入港です。
もう真っ暗ですし、接岸を見にデッキへ出たりもせず。
しまなみ海道の橋も見ませんでした。
堕落しまくりだあ(笑)。
数人の人達と一緒に下船したのでした。
約15分の早着となっています。
長く寒々とした通路を歩いて、ターミナルへと。
食堂は改装工事中とのことで、営業はしていませんでした。
残念。
程無く、広島からの高速船が着いて、また広島へと折り返して行きます。
これが本日の最終便。
利用者さんの数は、あんまり良く分かりませんでした。
カウンターがオープンしたと放送が流れたので、乗船手続きをしましょう。
乗船名簿と、先程の乗船券を提出すると、復路3割引で発券されます。
往路の乗船券は回収されたよ。
帰りは夜行便なので、2等寝台にしましょう。
往路の2等は5,700円、復路の2等寝台は5,530円になりました。
ちなみに、車と一緒の乗船の場合は、ターミナル外の別の建物での手続きになります。
これは、関西汽船の時代から一緒です。
その昔、昼便が有った頃は、一般徒歩もそちらでの受付だったことを懐かしく思い出しました。
乗船開始は、1時間前に。
また通路を歩いて、本船へと戻りましょう。
吹きさらしの寒い中、おねーさんが改札をしていました。
厚着をしていますけど、凄い寒そう…。
船内へ進んで、お部屋の案内を受けます。
以前の乗船と同じく、8人部屋、奥の下段を指定されていました。
既に先客有り。
出航してみたら、下段のみが全て埋まっていたので、受け付け順に下段を割り振っていたみたい。
4人のうち、お2人までがスーツ姿で、ビジネスでのご利用なのですね。
ベッドには棚とハンガーが有って、荷物を置くには便利です。
シーツは2枚。
こちらも、毛布では無く、薄めの掛け布団を装備です。
残念なのは、コンセントが無いことで。
このお部屋自体に、コンセントは見付けられませんでした。
取り敢えず、お風呂へ行こう。
そんなに広くは有りませんしねー。
100円返却式の貴重品ロッカーも、脱衣用のかごも、キャパは数人のみです。
洗い場は4つ。
シャンプーとボディソープは備え付けて有りますよん。
私が入っていたときは、他にはお1人だけだったです。
お風呂から出て、ご飯。
また食べるです。
今度は、フツーにカツカレーにしてみました。
ボリューム有ります。
お値段はそんなに高くないので、色々と試してみるのもいいかもです。
船長さんの挨拶によると、5分遅れで出航したとのことで。
私はベッドから脱出して、ラウンジ跡地でごそごそします。
アイスを食べたり、ジュースを飲んだり。
充電をしたり。
パソコンをいじりつつ、結局01:00過ぎまで起きていたのでした。
もう、あんまり寝ている時間は無いや。
翌朝は、船内放送で起きました。
07:00までの滞在が出来ますが、ざわざわとかなり賑やかなので、そのまま寝ているのは困難かと…。
落ち着かないよう(^^;。
私も、寝ているのは諦めて、さくっと下船することにしました。
下船は、入港直後と06:00、07:00のみだそうです。
同室の4人の中では、お1人だけが滞船を選択されたみたい。
私はひとり、真っ暗な小倉の街へと踏み出したのでした。
路面は湿っていますが、雨も雪もやんでいたのは、幸いなのです。
通常の夜行便だと、ただ寝るだけになってしまうので、色々見れるドックダイヤの昼行便は、なかなかお勧めなのでした。
1年のうち、この時期だけの贈り物。