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旅のしおり

 ここには、松山・小倉フェリー「フェリーはやとも2」小倉−松山観光港、の乗船記があります。
 去年の04/01から、運航がフェリーさんふらわあでは無くなりました。
 サイトを見るに、石崎汽船のグループみたい。
 「フェリーはやとも2」には、まだ乗ってなかったのにな。
 配船が分からなくなってしまい、どうしようかと思っていたら、「フェリーくるしま」のドック入りスケジュールが公表されて。
 期間中は、確実に「フェリーはやとも2」に乗れます。
 ボーナスステージだあ!。
 …何か違う(^^;。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■14/01/21 松山・小倉フェリー「フェリーはやとも2」乗船記 小倉13:20−20:25松山観光港21:55−小倉05:00

 色々な事情が有って、今回は往復での乗船をすることにしました。
 昼便で松山観光港へ行って、そのまま着発の夜行便で小倉へ戻るっていう…。
 私の行程には、とっても効率がいいのです。
 ここの航路もネット予約が出来るようになっていたので、往復の申し込みをしようとしたら、何故かエラーが出てはじかれてしまいます。
 もしかしたら、昼便からの往復には対応していないのかな…?。
 まあ、特に割引が有る訳では無いので、別に予約しなくってもいっか。
 乗船名簿だけダウンロードして、と。
 PDFかWORDが選べるので、WORDで必要事項を入力します。
 ただ、書式が崩れてしまうので、全ては入力出来ませんでした。

 そして、当日。
 お昼ご飯は事前に食べておこうかとも思ったのですが、船内で軽食位なら食べられる筈なので、敢えてそのままターミナルへと。
 最悪、売店でお菓子位は買えますよね。
 乗船開始は1時間前とのことなので、ちょっと早めにターミナル着。
 乗船名簿を提出して、2等の乗船券をカードで購入したのでした。

 乗船券には赤いスタンプを押してくれて、この半券を見せれば、復路が3割引になるそうです。

 昼便はさすがに、乗船開始は30分前とのことで。
 6人位のお客さんが待つ待合室を出て、うろうろ歩いて過ごすのでした。

 ここから天神行きの高速バスが1往復出来たのですねー。
 これは便利。
 05:25に出発して、07:00前には天神バスセンターに到着。
 逆方向は、天神バスセンターを19:15の出発です。
 今回私は、既にJR九州のきっぷを用意して有るので、利用は出来ませんけど。
 便利です。
 ビジネスのお客さんとかにも対応出来ますし。

 ターミナル内の掲示を見て歩いて、関西汽船の名前がまだ残っているのを見付けて、喜んでみたり。
 10日以上も前、01/10で終了した、年末年始輸送安全総点検実施のお知らせが、まだ貼って有ったりもしました(^^;。

 程無く乗船開始になって、船内へと進みます。
 船内の様子は、かなり以前に乗船した「フェリーくるしま」と同じみたい。

 私としては珍しく、「フェリーくるしま」のことはちゃんと覚えていました。
 ロビーには何故か、南海放送からのお祝いの鉢植えが置かれていたりしたよ。

 昼便は、全て自由席とのことで、私は窓の有る個室タイプのお部屋に入ります。
 枕とカバーと敷物と掛け布団を装備。
 毛布では無く、掛け布団なのですねー。
 壁にはハンガーも有ります。

 コンセントの場所を確認すると、棚のテレビのところにしか無いみたい。
 テレビのコンセントは、最初から抜いて有りました。

 荷物を置いて、船内をうろうろ。
 軽食コーナーはちゃんと営業していたので、一安心なのです。
 伝統のおでんも健在でした。

 取り敢えず、カレーを注文しよう。
 食券を購入して、おっちゃんに声を掛けます。
 カツカレーと見せかけて、ジャコカツカレー500円。
 ロビー前の長テーブルで頂きます。

 ジャコのカツとカレーの組み合わせは、ちょっと微妙な感じ…?。
 カレーは3種類有って、カツもジャコカツもビーフも全て500円です。
 他には、うどんとか牛丼とか親子丼とか。
 全て500円以下とリーズナブル。
 おでんは1つ100円ね。
 乗船人数の割には、利用者さんが居ましたです。

 案内所のお隣りには、畳敷きの大部屋と小部屋。
 小部屋の方には、小型のバーカウンターが残っていて、以前はラウンジだったのでしょうね。

 今は、畳敷きに改造されてしまいました。
 ここにはコンセントが複数有るので、折り返しの夜便、私はここでくつろいでいました。

 掲示によると、軽食コーナーと売店は、昼(13:20〜14:00)と夜(18:00〜20:00)に営業するそう。
 お風呂は残念ながら閉鎖です。
 「臨時ダイヤ期間中は、サービスを中止させていただきます。」とのことで。
 まあ、仕方有りませんねー。
 利用者さん、少ないですから。

 自販機は、アイスとかジュースとか。
 実はニチレイの冷食の自販機(全品350円)も有るのですが、軽食コーナー営業中は、カーテンを下げて閉鎖されてしまいます。
 変なの。
 アルコールは、売店のみ販売です。
 売店では、ロングライフのパンとかお菓子、お土産を売っています。
 ゲームコーナーも有りますよー。
 プライズを見ていたら、ふなっしーとにこちゃんを発見!。

 電子レンジもちゃんと有って、冷水器には無料の紙コップが使えます。
 そんなことを観察していたら、もう出航時間なのです。
 船内放送では、「不審な行動を取っている人がいたら通報して下さい」みたいなことを言っていて、それって、まさに私のことなんじゃ…。
 通報とか、しないで下さあい(^^;。

 窓の有るお部屋は、どうにもコンセントの使い勝手が悪いので、中央の大部屋に移動しましょう。
 大部屋とは言っても、一区画に1人しか居ないので、実質貸し切りみたい。

 全てのお部屋が、そんな感じなのですよー。
 2等寝台も、自由席だったみたいです。

 程無く出航の時間になったので、デッキへと。

 明るいうちに出航して、関門橋を潜るのなんて、ドック期間中の臨時ダイヤでしか体験出来ませんものね。
 楽しみなのです。
 それはいいのですが、風はぴゅーぴゅー吹いて、雪はちらちらと舞って、体感でかなりの寒さです。
 陰に隠れて風を避けたり、船内に引っ込んで暖を取ったりしつつ、景色を一生懸命眺めましょう。
 遠ざかって行く小倉の街を、海から眺めるのは新鮮です。

 海上信号とか、灯台とか、観覧車とか、謎の黄色い船体の船とか、色々なものが見えます。
 遥か東京を目指して発車した、「のぞみ」も見えますねん。

 船は続々と対向して来ます。
 手を伸ばせば届きそうなところを、でっかいお船が通過して行くので、迫力満点なの。

 これは見応え有りますね。
 渡船とか遊覧船が、横切っても行きますし。
 関門海峡は、やっぱり凄いなあ。

 クライマックスの関門橋を下から見上げて、以前訪れた公園なんかを確認して、私は船内に引っ込みます。

 同じくデッキに出ていたおじーちゃんと、ここまで頑張った自分達を称え合って(^^;。
 この頃には、もうすっかり吹雪でしたもん。
 これは大変だ。

 大部屋に寝転がって、持ち出して来たアニメを見て、眠くなったので寝てしまいます。
 掛け布団は使わず、そのままごろんと。
 途中で寒くなって、入り口の扉を閉めに行ったりしつつ。
 結構眠ったです。
 起きたとき、体がすっかり冷えていたよー。
 お風呂に入れたらいいのにな。

 ん、晩ご飯を食べに行きましょう。
 天ぷらうどん500円です。

 随分としっかりしたうどんが出て来たので、びっくりしちゃいました。
 具沢山だよ。
 関西汽船時代からの伝統で、食べ物関係は充実している感じかな。
 乗船人数が少ない割には、利用者さんも結構居ました。

 てことで、松山観光港に入港です。
 もう真っ暗ですし、接岸を見にデッキへ出たりもせず。
 しまなみ海道の橋も見ませんでした。
 堕落しまくりだあ(笑)。
 数人の人達と一緒に下船したのでした。
 約15分の早着となっています。

 長く寒々とした通路を歩いて、ターミナルへと。

 食堂は改装工事中とのことで、営業はしていませんでした。
 残念。
 程無く、広島からの高速船が着いて、また広島へと折り返して行きます。
 これが本日の最終便。
 利用者さんの数は、あんまり良く分かりませんでした。

 カウンターがオープンしたと放送が流れたので、乗船手続きをしましょう。
 乗船名簿と、先程の乗船券を提出すると、復路3割引で発券されます。
 往路の乗船券は回収されたよ。
 帰りは夜行便なので、2等寝台にしましょう。
 往路の2等は5,700円、復路の2等寝台は5,530円になりました。
 ちなみに、車と一緒の乗船の場合は、ターミナル外の別の建物での手続きになります。
 これは、関西汽船の時代から一緒です。
 その昔、昼便が有った頃は、一般徒歩もそちらでの受付だったことを懐かしく思い出しました。

 乗船開始は、1時間前に。
 また通路を歩いて、本船へと戻りましょう。
 吹きさらしの寒い中、おねーさんが改札をしていました。
 厚着をしていますけど、凄い寒そう…。

 船内へ進んで、お部屋の案内を受けます。
 以前の乗船と同じく、8人部屋、奥の下段を指定されていました。
 既に先客有り。
 出航してみたら、下段のみが全て埋まっていたので、受け付け順に下段を割り振っていたみたい。
 4人のうち、お2人までがスーツ姿で、ビジネスでのご利用なのですね。

 ベッドには棚とハンガーが有って、荷物を置くには便利です。
 シーツは2枚。
 こちらも、毛布では無く、薄めの掛け布団を装備です。
 残念なのは、コンセントが無いことで。
 このお部屋自体に、コンセントは見付けられませんでした。

 取り敢えず、お風呂へ行こう。
 そんなに広くは有りませんしねー。
 100円返却式の貴重品ロッカーも、脱衣用のかごも、キャパは数人のみです。
 洗い場は4つ。
 シャンプーとボディソープは備え付けて有りますよん。
 私が入っていたときは、他にはお1人だけだったです。

 お風呂から出て、ご飯。
 また食べるです。
 今度は、フツーにカツカレーにしてみました。

 ボリューム有ります。
 お値段はそんなに高くないので、色々と試してみるのもいいかもです。

 船長さんの挨拶によると、5分遅れで出航したとのことで。
 私はベッドから脱出して、ラウンジ跡地でごそごそします。
 アイスを食べたり、ジュースを飲んだり。
 充電をしたり。
 パソコンをいじりつつ、結局01:00過ぎまで起きていたのでした。
 もう、あんまり寝ている時間は無いや。

 翌朝は、船内放送で起きました。
 07:00までの滞在が出来ますが、ざわざわとかなり賑やかなので、そのまま寝ているのは困難かと…。
 落ち着かないよう(^^;。
 私も、寝ているのは諦めて、さくっと下船することにしました。
 下船は、入港直後と06:00、07:00のみだそうです。
 同室の4人の中では、お1人だけが滞船を選択されたみたい。

 私はひとり、真っ暗な小倉の街へと踏み出したのでした。
 路面は湿っていますが、雨も雪もやんでいたのは、幸いなのです。

 通常の夜行便だと、ただ寝るだけになってしまうので、色々見れるドックダイヤの昼行便は、なかなかお勧めなのでした。
 1年のうち、この時期だけの贈り物。

 ここって、普段なかなか乗船する機会の無い航路なので、私も7年半ぶりの利用となりました。
 そんなに経ってたんだあ。
 自分でもちょっとびっくり。
 次の乗船は、果たしていつになるのでしょうか。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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