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旅のしおり

 ここには、川崎近海汽船「フェリーはちのへ」苫小牧−八戸、の乗船記があります。
 前日に泊まったホテルで、ネットから2等を予約したよ。
 本当は、1等か2等寝台も考えたけれど、ベッドが有ると確実に寝てしまうので、フツーに2等なのです。
 当日の朝は、苫小牧駅前のホテルから、バスターミナルへ歩いてっと。
 08:30発の苫小牧市営バスに乗車します。
 240円。
 お客さんは3名でした。

 この旅の前の様子はこちらこちらをどうぞ(^^)。

■12/01/09 川崎近海汽船「フェリーはちのへ」乗船記3 苫小牧09:15→八戸18:15

 ターミナルのカウンターで乗船名簿を記入して、乗船券の発券を受けます。
 以前と変わらない、小型でカラフルな乗船券が楽しいね。
 ネット予約の1割引で、4,050円です。
 乗船名簿のアンケートでは、出発地を苫小牧に、目的地を千葉にして、と。
 利用目的は、まあ観光でいっか。
 それから、東北新幹線はやての利用有りにチェックを入れます。
 まるっ○。

 カウンター前には、「プリンセス、2012年4月お披露目。」っていうぴんく色のチラシが置かれていました。
 「シルバープリンセス」も、今春には就航なのですねー。
 ぽっと花が咲いて、ぽっと輝く感じ(^^)。
 それから、「ぺが」と「シルバークィーン」の船室図。
 記念に貰って行きましょう。

 既に乗船開始になっているので、長い通路を歩いて、船内へと。
 2等船室を覗くと、私の予想よりは、お客さん、乗っている感じかな。
 まあ、1室に4人位なのですけど。
 一番奥の205号室、コンセントの近くの壁際に座ります。

 その後、船内の探索に出ましょうか。
 前回の乗船は、もう3年近く前なのですけど、「フェリーはちのへ」のことは、しっかり覚えていました。

 程無く出航の時間です。
 「フェリーはちのへ」は汽笛を鳴らして出航したよ。
 岸壁を離れ、海面を覗いてみると、でっかいクラゲが見えました。
 慌てて写真を撮る私。
 …クラゲなんて、別に珍しくもないのにい(^^;。
 何となく、そんな気分だったんだもん。

 今日は月曜日なので、「さんふらわあさっぽろ」を眺めつつの出航になりました。
 その先には、近海郵船のオレンジ色のRORO船が見えるね。
 デッキからそんな光景を眺めていると、退屈しません。
 見えなくなるまで、デッキに出てようっと。
 でも、なかなか遠ざかって行かないから…。
 飽きたあ(^^;。
 それに、もおすっごく寒くって。
 両手の感覚が無くなって、心底冷え切ったところで、船内へと戻ったのでした。

 ご飯を食べて、お風呂に入ろう。
 この前日、オフ会でご一緒したにむさんが同じく「フェリーはちのへ」に乗られて、3食共にレストランをご利用されたそうなので、私も真似してみたいって思ったの。
 だから、ホテルの朝食は本当に軽めに済ませたよ。
 って、食べることは食べたんかい!(^^;。

 そんなにお腹は空いていないので、食券の券売機を眺めて、きつねそばに決めました。
 券売機には色々なメニューが有りますけど、その全てを販売しているわけでは無いのですよね。
 時間帯や、その日によって変わるみたい。
 アルコールやおつまみは、朝の時間帯のみの販売で。
 船内には、陸上とは違った時間が流れているのでした。

 きつねそば500円。
 結構手が込んでいて、美味しいですよー。
 「料理とは、見極め見定めるところにある」って、髏々宮さんが言ってたっけ。

 お風呂は展望浴室になっています。
 目隠しのテープが貼られて、そんなに見通しは効かないのですけど。
 他には誰も居ないので、のんびりと湯船に浸かっちゃおう。
 船の旅は、これが嬉しかったりしますよねっ。
 そのうち、子供達が数人入って来て、大騒ぎになりました。
 まあ、大人は私だけなので、迷惑にはなりませんから(笑)。

 船室に戻って、荷物と資料の整理なんかをするよ。
 船室のカーペットは、とっても綺麗でした。
 片隅から箱型の枕を取って来て、お昼寝枕にしつつ。
 さろしさんに頂いた、黒部峡谷鉄道の観光パンフレットと、「月間かがくのとも5「カーフェリーのたび」」を読み返したり。
 この絵本の作者さんは、みねおみつさんですって。
 舞台のモデルは阪九フェリーらしく、親子がバイクで乗船するっていう、ちょっと珍しいシチュエーション。
 フェリーの旅には生活が有るので、わくわくしちゃいますね。
 そして、沢山の車を運んでいるっていう、その使命と。
 絵本の素材としては、かなりいいかもっ。
 断面図で見ると、フェリーは車をすっごく沢山積んでいて、人のスペースは極僅かっていうのも分かります。

 さあて、お昼ご飯だよー。
 混んでいたら嫌なので、私は営業開始30分後を愛用中。

 カツカレー700円です。
 おねーさんに食券を渡すと、席まで届けてくれますよん。
 お客さんは、他に2グループ程。
 混雑の心配は、しなくってもいい感じかな。

 デッキに出てみると、海も空も青くって。
 私は寒い方が好きなので、冬の海は嬉しいな。
 …時化ていなければ、なのですけど。
 暫く、デッキの手摺りにもたれて、冷たい風を体に刻み込ませます。
 船内の暖房のぬくもりは、あっという間に消えてしまって。

 その後は、お昼寝。
 んふふ、これがまた、気持ちいーのです♪。
 船に乗っても、私は別に特別なことはしていないのですよねえ。
 家に居るのと、あんまり変わらない感じ。
 必死になって、家から持ち出して来たアニメを見ていたりとか(^^;。
 そういう時間も、空気みたいに私に必要なんだもん。

 レストランへと上がって行くと、手前に電子レンジやラップ、お箸の設備が有ります。
 これは、レストランの営業時間外でも使えるよ。
 船ならではのサービスなのです。
 手書きした、英文の営業案内が掲示されていたりもして。
 そうそう、食券を見ていて気が付いたのですが、ここって、レストランゆうかりって名前みたいです。
 北海道らしいのですよ。

 しょうが焼き定食1,000円を食べて、これで3食コンプリートだよ。
 たまご焼き300円とかが気になっていたけれど、朝のみの販売だったので、食べ損なっちゃいました。
 他には、紅茶300円とかの喫茶メニューも有りますです。

 もうすっかり暗くなって、窓の外には漁船の明かりがちらほらと。

 結構、バリバリ輝いています。
 イカ釣り漁船なのかな。
 両サイドに沢山見えましたよお。
 近付いて来たのを見たら、まるでソーラーパネルみたいに、LEDのライトを並べた壁が装備されていました。
 これだけ明るいと、この海域のイカさんを一網打尽に出来ちゃいそう。
 そういうもんでもないのかにゃ。

 入港30分前に、下船案内の放送が入りました。
 これが、私の「フェリーはちのへ」最後の乗船になると思います。
 お別れだよ。
 案内所前の、ガラスケースに商品が収められた販売コーナー、一度使ってみたかったかも。
 あ、復興支援のステッカー、買うのを忘れちゃってました。

 八戸港のターミナル、仮の場所なのかと思ったら、ちゃあんと元の場所に戻っていました。
 ターミナルの2階へ上がってみると、掲示は無かったけれど、無料の無線LANも健在。
 何もかもが元通り、だね。
 ここでちょっとだけ時間を調整して、上浜名谷地18:54発の八戸市営バスに乗りました。
 他に、お客さんはゼロ…。
 約15分、200円で本八戸の駅へと。
 この旅の後の様子はこちらこちらをどうぞ(^^)。


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