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旅のしおり

 ここには、名門大洋フェリー「フェリーふくおか2」大阪南港−新門司、の乗船記があります。
 フェリーターミナルへの送迎バスは、18:40に小倉駅前を発車だね。
 早めに乗り場へ行って見たら、既にバスが到着していたよ。
 でもこのバスは、団体さん専用とのことで。
 暫くすると、個札のお客さん用のバスが到着っ。
 後から、更にもう1台来ていたみたい。
 私達のバスは、ほぼ満員に近くなり、門司駅は通過してフェリーターミナルに直行します。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■11/10/12 名門大洋フェリー「フェリーふくおか2」乗船記4 新門司19:50−大阪南港08:20

 今回は、1等洋室を利用してみようっと。
 家を出発するときに、電話で予約をしておきました。
 旅客予約センターのおじさんによると、「1等室貸切料金無料キャンペーン」中なので、2人部屋を使えるのですって。
 2便の1等洋室2人部屋は初めてなので、かなり楽しみ(^^)。
 おじさんの素朴な口調には、何だか暖かみを感じてしまう私なのでした。
 マニュアルっぽくないって言うか。

 事前に乗船名簿を用意してないので、ターミナルの混雑を避けて、ターミナルを一回りします。
 配船は、やっぱり「フェリーふくおか2」ですね。
 現在までの「フェリーふくおか2」と「フェリーきょうと2」の乗船実績は、4対1。
 圧倒的に「フェリーふくおか2」を愛用(?)している私です。

 その後、行列はなかなか解消しないので、もう諦めて並んじゃお。
 乗船名簿とシティラインカードを提出して、乗船券の発券を受けます。
 運賃は11,040円だよ。
 シティラインカードのポイント、ようやく1,000に達したので、その場で利用券5,000円分が発券されました。

 500円券が10枚で、有効期限は1年間。
 レストランや売店でも使いやすいように、券面が小額になっているのでしょうね。
 私は、今回の船内では使わず、次回の乗船券購入に使おうっと。
 そんな余裕をかましていると、それが命取りに…。
 うそうそ。
 阪九フェリーのマリンメイトクラブも、もうすぐ達成という所で、カードを失効させてしまったのですよね。
 あれは勿体無かったよう(^^;。

 それでは、乗船です。
 案内所でキーを受け取って、お部屋の所在の案内を受けます。
 階段を登り、1等区画入り口の、あの狭い通路を通り抜けて、と。
 わくわくするね。

 わ、面白い作りだよー。
 靴を脱いで上がると、フローリングっぽい床に、ちゃぶ台。
 洗面台は、ちゃあんと別区画になってます。
 ただ、そのせいで、ベッド以外のスペースは手狭かなあ。
 ちゃぶ台も、通路に置いてあるみたいな感じで、どうにも落ち着きません。

 片隅の絶妙なスペースに、薄い座布団が置いてあるのですけど、どうもこれを使ってちゃぶ台の前に座ろうっていう気持ちにはなれなくって(^^;。
 んー、私には、机とイスの有る1人用個室の方が向いているみたい。
 次回は、そっちにしようかな。
 まあ、空き次第では有りますけど。
 ちなみに、コンセントは沢山有るから、嬉しいな。
 前回の新日本海フェリー「はまなす」よりも、空いているコンセントが多くって。
 ベッドランプを含めて、ざっと6箇所は有りますもん。

 出航前には、時間を知らせる汽笛が鳴って、それに合わせて船内放送も流れるです。
 蛍の光も流れて、雰囲気有りますよね。
 そういう、船旅らしさを感じさせてくれる演出は、どんどん取り入れて欲しいなあって思います。

 九州では、職場へのお土産を全く買って来なかったので、船内の売店で調達しようかな。
 豊富な品揃えのお土産を見て歩いたものの、やっぱり荷物になるから嫌だなあ。
 お土産は東京駅で買おう!。
 こら(^^;。
 私は本当に、東京駅で東京ばな奈とごまたまごを買ったのでした。
 ひどい。
 せめてひよこを…。
 旅情も風情も、全く有りません。
 だってだって、九州から飛行機でダイレクトに帰宅するならともかく、私は電車やらバスやら船やらを乗り継いで、丸1日かけて帰るのですもん。
 無理っ。

 さてさて、突然ですが、ここで私の母校の校歌、最初のフレーズをご紹介です(^^)。
 ♪世紀の船はいかりあげ、舳艫含みて堂々と。
 「舳艫」なんて、誰も読めませんよねえ。
 「いかり」は平仮名なのにい。
 船オタさんだったら、フツーに読めるのかな?。
 これは「じくろ」って読んで、舳先のことなんだそうですよ。
 舳先を含むって、どういう意味なのだ…?(^^;。
 船橋市所在の高校なだけあって、普通科オンリーなのに、校歌は全編が海と船に関した歌詞になっています。
 ♪ああ海港の朝ぼらけ。
 この懐かしい校歌、今では母校自体が現存せず、過去のものになってしまいました…。

 そんなことを考えつつ。
 「フェリーふくおか2」は出航です。
 私は、レストランでご飯を食べていました。
 こらあ。
 せめてデッキに出ればいいのに。
 だって、まだ暑いんだもん。

 晩ご飯は、皿うどんと焼きカレーとか、炭水化物をたっくさん取ってます。
 1,850円分も飲み食いしやがりましたわ。
 珍しく、写真は省略なのです。
 だって、色取りが悪いのですもん。
 レストランは、いつもながらの賑わいでした。
 レジ待ちの列に並んでからお金を払うまで、随分と時間がかかったような(笑)。

 ちなみに翌朝は、バイキングが辛いので、立ち売りのコーヒーとホットドックで済ませたです。
 450円。
 ホットドックは、その場で温めてくれます。
 キャベツのカレー味に、妙な懐かしさを感じたりしつつ。

 この後、エントランス前で、ミニライブが開かれます。
 例によって私は不参加なので、詳細は確認しませんでした…。
 どんな曲が演奏されたのでしょうね。

 お風呂に入って、もう、さくっと寝てしまいましょう。
 「フェリーふくおか2」のお風呂は、脱衣場のロッカーの配置とか、ちょっと手狭な感じがするかな。
 幸い、他にはお2人だけだったので、今は余裕が有るね。
 それと、馬油のシャンプーがちょっと苦手。
 手持ちのシャンプーセットを部屋から持って行くの、忘れちゃった。
 あ、ロッカーのキーが開かなくなって、かなり焦ったりしたですよお(^^;。
 壊れかけ。

 ベッドでごそごそしていたら、いつの間にか寝てしまったみたい。
 大きく舵を切る感覚で目を覚ましたときに、来島海峡大橋だった筈。
 後で時間を確認したら、ぴったりでした。
 あ、何か嬉しいぞ(^^)。
 今回、橋自体は全然見ませんでしたけどねー。
 明石海峡大橋を、窓越しにちらっと見ただけ、かな。

 ルームキーを案内所へ持って行って、シーツと毛布を畳んで、撤収の準備。
 何だか、あっという間に着いてしまったみたい。
 寝ていた時間が長過ぎなのですよう(^^;。

 大阪南港の対岸には、琉球海運の「わかなつ」が停泊中。
 白いぴっかぴかの船体が眩しいです。
 「フェリーふくおか2」のお隣りには、前回と同じく、「おれんじ8」と「フェリーきたきゅうしゅう」が居るよ。
 私達よりも先に到着して、今は静かにお休みしています。
 ターミナルへの階段を登ると、ドリームシャトル連絡の為に、係の人が立っていました。
 接続時間が短い旨、必ず船内放送が流れますものね。
 このドリームシャトル、その後11/04で運航休止になってしまったそうで…。
 更に、市営バスの南港バスターミナルも03/31で廃止になって、バスターミナルそのものが閉鎖になっていました。
 元々、発着するバス路線は少なかったですけど、大阪南港フェリーターミナルが、どんどん寂しくなって行くみたい。
 カレー屋さんなんて、一度も利用する機会が有りませんでした…。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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