■09/07/21 新日本海フェリー「フェリーあざれあ」乗船記2 新潟23:30→苫小牧東17:20
末広橋でバスから降りたのは、今日も私一人だけ。
料金は200円です。
この先も、利用するバスの料金は全て事前に調べて、その金額を小銭で用意してあったりします。
準備は万端だよっ。
ちょっとだけ、やる気を出してみましたあ(笑)。
ターミナルまでは徒歩で10分程。
途中でタクシーに追い越されたりして、徒歩乗船の方が、他にもちゃあんと居るみたい。
…そりゃあ居るでしょお(^^;。
ターミナルに着いたら、まずは乗船名簿の記入だね。
その後、窓口へ向かうと、銀行のATM方式で並ぶよう、区画をテープで区切って有ったので、そちらに並んでいたら…。
後から来たおばちゃんに、順番を飛ばされてしまうのでした(^^;。
実際、窓口は一つしか開いていないので、直接その後ろに並んだ方が早いのですけど…。
更にまた誰かに抜かされてしまっては大変なので、私はそのおばちゃんの後ろに、ぴったりとひっ付きます(笑)。
てことで、クーポンと乗船名簿を提出して、1等洋室の発券を受けたのでした。
今回は、敢えてインサイドのお部屋にしてみましたあ。
インサイドとはいえ、寄港便のツインルームは初めてだし、ちょっと楽しみなのです。
どうせ、寝ちゃってる時間の方が長いですし(^^;。
この時期、お昼のグリルは限定メニュー「初夏のスープカリー a la 北海道 〜道産野菜と共に〜」になっていて、いつもなら喜んで申し込みをするのですけど、スープカリーにはあまり魅力を感じなかったので、今回はパス。
カレーは大好きなのですが、ルーとライスが別々になっているお上品なカレーって、あんまり性に合わないや。
具が多いカレーも、個人的には好みじゃ無いかな。
2階の待合室に上がると、イスがさらっと埋まる感じのお客さんです。
乗船開始時間は、前回と変わらず23:00。
私は待合室の奥の方、エスカレーター横のイスに座って、パソコンをいじってました。
程無く乗船開始の放送が流れて、皆さんぞろぞろと移動して行きましたが、私は一番最後でいーや。
なんて、のんびりしていたら、係の人がわざわざ呼びに来られて「どうぞご乗船下さい」と…。
はわわ、実はまだ、TBのPING送信が終わっていないのですう(^^;。
はい、分かりましたあ、なんて返事はしたけれど、パソコンを手にわたわたしていたら、「それでは、半券だけ先に…」ってことで、乗船半券が先に回収されたのでした。
すいません…。
通信を終了させて、いよいよ乗船だよー。
当然ながら、お客さんはもう誰も残っていません。
フェリーターミナルには、無線LANの設備が是非欲しい所なのです。
そんなことを考えながら船内の案内所へ行くと、船室の案内がまだ終わっていなくって、ちょっとだけですが列に並んで待つことになっちゃいました。
私は行列に並ぶのが苦手なので、だから遅く乗船するっていう傾向も有ったするよ。
船側からしたら、迷惑なことかもしれないです(^^;。
お部屋の鍵を受け取って、いよいよ船旅が始まるね。
わくわくしちゃいます。
階段を上がって、通路をとてとて歩いて、インサイドのお部屋へと。
電気を点けて、まずは写真を撮っちゃおう(^^)。
ツインルームは、オーソドックスな作りでしょうか。
カーテンを開けてみたら、吹き抜けになっている外の景色が見えました。
景色というか、反対側のお部屋の窓が見えます(^^;。
太平洋フェリーの「きそ」とは違って、曇りガラスでは無いので、お天気位は分かりますねー。
洗面台の横、コップの下には、袋に新日本海フェリーの文字が入った歯ブラシが装備されていました。
テーブルの上は、茶器や冊子で完全に埋まっていて、イスに座って何かしようとするのは無理そうです。
なので、ポットなんかは反対側のクーラーの上に移動しちゃいました。
そうすると、コンセントも手元に有りますし、使い勝手が良くなったよ。
ちょっと暑かったので、クーラーのスイッチを入れて。
液晶テレビは特に使い道が無いので、とうとう電源を入れることは有りませんでした。
それじゃあ、船内をお散歩お散歩♪。
フォワードサロンは、さすがに深夜閉鎖になってます。
売店横のヘンな所に有るキッズスペースは、以前と変わらず、健在だね。
売店では、おにぎりなんかの夜食系の販売は無くって。
有ったら買おうと思っていたけれど…。
結局、チョコレートと烏竜茶を買いました。
営業時間は、24:00までですって。
サイドデッキも閉鎖になっているので、外に出れるのは後部デッキだけですねー。
ちょっと寂しいな。
ジャグジーにも、水は張られていませんでした。
2箇所の展望通路に有るソファーも、無人だったりしますよん。
大抵は、どなたか居っしゃるのですけど…。
空いてます。
定刻になり、いよいよ出航。
夜の新潟港からの旅立ちだよー(^^)。
岸壁から、社員さんお二人が手を振ってくれているのを、楽しく眺めつつ。
行って来まーす。
デッキに出ているのは、私一人だけだったけれど…。
お風呂は00:30までとのことなので、00:00過ぎに入りに行きましたあ。
湯船も広くて、のんびり出来ます。
私が出る頃には、他に誰も居なくなっていて。
00:30を、若干過ぎちゃってました(^^;。
その時間をもって、船内も消灯されています。
明朝の秋田着は05:50と早いのですが、個室の人は放送のスイッチをオフにしておけば、放送で起こされちゃうようなことは有りません。
その旨、案内放送も流れたよ。
私は敢えて、オンのままにしておきました。
03:00頃までは、部屋でごそごそしていたりして。
んで、秋田到着を知らせる放送で目が覚めます。
眠いー(^^;。
入港までは見ませんでしたけど、出航の30分前には本格的に起き出して、デッキへと行きます。
サイドデッキはやっぱり閉鎖されているので、後ろの方へと。
今朝の秋田は、小雨だね。
涼しいよ。
っていうか、寒いかも。
私はまだ秋田港で乗り降りしたことは有りませんが、目の前に生きた線路が有って、フレートライナーが動いているのが見えるのがポイントですね。
鉄には嬉しい光景だもん。
秋田港駅自体での、貨物の発着は無いのですけど…。
定刻の07:00に、「フェリーあざれあ」は汽笛を鳴らして秋田を出航。
旅客用のタラップからも、係の人が手を振ってお見送りしてくれました。
デッキには、やっぱり誰も出て来ません(^^;。
私は、姉妹船の「フェリーしらかば」がいつ来るか、進行方向を見ながら待っていたのですが、その気配は全然無いし雨で濡れちゃうしで、禁煙のフォワードサロンへと移動します。
フォワードサロン、外の見える窓は4つだけだったりとかして。
寂しいの。
窓の前のイスは空いていたので、そこに座って、「フェリーしらかば」が来るのを待ちましょう。
「ただいまの期間」って、実際、いつからいつまでなのでしょうか(^^;。
あ、やっと「フェリーしらかば」が見えて来た。
以前は、もっと早く擦れ違っていたような気がするけれど、気のせいかな…?。
また後部デッキへと戻り、汽笛を鳴らして擦れ違う「フェリーしらかば」を見送ったのでした。
朝が早いからか、船内放送での案内は特に有りませんでした。
レストランオープンの放送は何度も流れていたので、私もレストランへ。
朝は1,000円のバイキングになりまーす。
品揃えは、まあ、普通の感じかな。
朝食ということも有って、見た感じではちょっと寂しい気がしますねん。
私はバイキングって、あんまり好きじゃないかも。
おかずを取って回るのが面倒臭いってゆーか…。
こら(^^;。
なので、特におかわりはしませんでした。
寄港便は、朝昼晩の全てがバイキングになるそうなので、昼はカフェの方に行ってみようっと。
レストラン入口では、モーニングセットも販売してましたし、そっちでも良かったかなあ。
他には、生ビール500円と、コーヒー200円も売ってます。
船内を歩いていたら、船長さんから挨拶の放送が流れました。
ちょっとボリュームが小さかったので、通路で立ち止まって、天井のスピーカーをじーっと見上げます。
そんなに見つめたって、別に音が大きく聞こえる訳じゃありませんよお(笑)。
この先の天候はずっと曇りまたは雨で、多少の動揺も予想されるとのことです。
残念ながら、日食の観察は出来そうに有りません、と。
そういえば、今日は日食の日だったのですよね。
船内から観察出来たら、きっと飛びっ切りの思い出になった筈なので、本当に残念でした。
って、私は日食そのものを忘れていたりしましたけど…(^^;。
秋田を出てからは、船内に子供たちの姿を多く見かけるようになりました。
部屋の中に居ても、通路をぱたぱた走って行くのが分かったりして。
元気ですねー。
集団で歩いている所に出くわすと、こんにちはって、もじもじと挨拶してくれたりします。
群馬県の子供会なんですって。
道内の何処へ行くのかは、聞きそびれちゃいました。
大人な私は、ゲームコーナーへ行って、麻雀でも…。
こら。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)に挑戦だよ!。
あ、ここは海の上だし、むしろ海底撈月(ハイテイラオユエ)の方が相応しいかもっ。
舞台としては、最高に面白いもん。
なんて、私は麻雀が分からないので、見ているだけなのですけど…。
それこそ、私の支配の及ばない、淵底の向こうなのです。
もお、すぐに影響されちゃうんだから!。
そんなこんなで、お昼。
1,200円のバイキングは遠慮して、カフェの方へ行きました。
12:00から13:00までと、営業時間はどちらも一緒です。
レストランでは、夏のパスタフェアをやってたっけ。
カフェのメニューは6種類。
醤油ラーメンを食べてみます。
ステージの有るカフェには、10人位のお客さんが居ましたあ。
ん、これなら、グリルを申し込んでも良かったかも。
なあんて、今更ながら、煢独な私は思うのでした。
展望浴室は14:00で閉まってしまうので、その前に入りに行って、と。
朝もちゃんと入ったけれど、またまた行っちゃいます。
私のお部屋からは、丁度対面にあるお風呂へ。
レストランもデッキも、みんな同じフロアに有るのは、便利かもしれませんねー。
窓の外を、津軽海峡フェリーらしき白い船が進んで行くのを眺めつつ…。
あれは、函館を12:00に出航した、「びるご」かな…?。
その後、何だかアイスが食べたくなって、売店まで降りて行ったり。
アイスぅ(^^;。
特製のソフトクリームもレジで販売していますが、私はショーケースから普通の市販品を出しました。
お部屋に戻ってごろごろしていたら、「間もなく10分程しますと、船体の動揺が予想されます」なんて放送が入ったよ。
「お子様からは目を離さないようお願いします」とのことでした。
子供さん、沢山乗ってますものね。
固くて重い扉で事故が有ったりしたら、大変なことになっちゃいます。
でもでも、それってつまり、津軽海峡を抜けたら波が高いってことですかあ。
船酔いしたら、嫌だなあ。
船が揺れると、いつもハートDOKI☆DOKI…。
揺れる思いは、マシュマロみたいにふわ☆ふわ…。
だから、止めなさいってば(^^;。
ともあれ、揺れはそんなに大したことは無くって、やれやれなのです。
苫小牧が近付いて来ると、「サイドデッキをオープンしました」との案内が有ったので、早速、外の空気を吸いに行きます。
サイドデッキがずっと閉鎖になっていたのは、天候では無く、安全管理上の理由なのかなあ。
それでも、遥々辿り着いた北海道の景色を見せてくれるのは、嬉しいです。
一番前へ歩いて行くと、かなり陰気なフォワードサロンより、ずっとずっと見通しが良くって。
なので、お部屋のキーの回収の後、荷物をまとめて、私はずっとここに居たのでした。
いよいよ北海道だよっ。
精一杯生きていれば、ちゃあんと来ることが出来るのですね(^^;。
下船案内の放送が繰り返し流れる中、他のお客さんはみんな居なくなってしまい、私は一人で接岸の作業を眺めます。
舫いを取るのも、大変なんだなあ。
巻き上げる強さを加減したりして。
それはそうですよね。
とにかく強く巻けばいいってものでは有りませんから。
そんな中、目の前に見える日高本線の線路を、2両編成のキハが駆け抜けて行ったよ。
舫取りが終わった所でタラップが架かり、私も下船口へと歩いて行きます。
まずは、お掃除のおばちゃん達が、早足で乗船して来ました。
その後、子供達がぞろぞろと下船して行く中へ、デッキから歩いて来た私が合流します。
忘れずに半券を渡して、と。
お世話になりましたあ。