「Top」 [旅のしおりのMenu]

旅のしおり

 ここには、津軽海峡フェリー「えさん2000」函館−青森、の乗船記があります。
 乗船前、私は十字街付近に居たので、シャトルバスには始発のラビスタ函館ベイから乗車したよ。
 13:20発の観光タイプのバスに乗ったのは、私一人だけだったりします。
 函館駅からも、とうとう他には誰も乗って来なかったのでした…。
 寂しいね。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■10/01/18 津軽海峡フェリー「えさん2000」乗船記 函館14:00−青森17:50

 フェリーターミナルでは、乗船名簿を記入して、おねーさんから乗船券の発券を受けます。
 運賃は2,700円。
 随分とお高くなってしまいました。
 ターミナル内は綺麗なままなのですが、人の気配は全く有りません…。
 頑張って営業しているショップを見て回りたい所なのですが、既に出航まで10分を切っているので、ちょっと無理みたい。
 いずれまた、ゆっくり訪ねなくっちゃ、ね。
 「ナッチャンWorld」も、すっかり景色の中に溶け込んだ感じで。
 いえ、動かないまま、溶け込んでいたら困るのですけど…。
 繋いだ手は、離さなくっちゃ、旅立てません。
 重くて深くて切ない記憶が、今もここに残っています。

 それでは、スペースにかなり余裕の有るカーデッキを経由して、乗船しまあす。
 入口では、ほかほかのお湯を猫車に満載した、作業の方と擦れ違いました。
 あれで雪や氷を溶かすのですね。

 客室区画へと上がると、私の予想よりも、かなり広いスペースが有りました。

 一緒に上がって来たドライバーさんは、東日本フェリーのマークの付いたお部屋への前に直行して、キーで扉を開けて、中へと入って行ったです。
 続けて上がって来たドライバーさんも、同じく。
 あそこはきっと、ドライバールームなのですね。

 私は右舷側の船室を利用します。
 勿論、徒歩乗船は私一人だけなので、伸び伸びと貸し切り出来ちゃいますね。
 細長い枕にはちゃんとカバーがかかっていて、あ、こうやって壁際に並べるのが正しい使い方なのですかあ。
 納得なのです。

 出航時間が近付くと、自動放送が流れます。
 デッキに出て、「ナッチャンWorld」や「びるご」、風景の写真を撮ったりして、船室内に戻って来たら、まだ放送が続いていたからびっくりしたよ。
 ながっ。
 何を言っていたのかは、もう忘れてしまいました…(^^;。

 私は、窓際の壁に寄りかかって、膝の上にパソコンを載せて、のんびりしていましたよん。
 景色を見るのは諦めたです。
 何だか気持ち良くなって来ちゃって、うつらうつらと…。
 …あ、今、軽く飛んじゃってましたあ。

 船室内の掲示やパンフレットを見て回ったりもしたよ。
 高速はこだて号とセットになった、「津軽海峡物語」の案内とか。
 北海道トラック協会からの、助成金のお知らせも有りました。
 助成金を受ける為に、乗船券の半券は捨てちゃ駄目!、って。

 お客様の声コーナー、なんていうのも出来たのですね。
 「えさん2000」には何も貼り出されていませんが、函館のターミナルには、質問と回答が2つ程掲示して有ったよ。
 内容までは見ませんでしたが…。
 青森のターミナルにも、レストランはちゃんと有るみたい。
 使ってみたいけれど、なかなか機会が有りません。
 今回だって、無理なのです。

 お風呂とシャワーは、使いたくなるような雰囲気では有りませんね。
 夏場には、使われたりもするのかなあ。

 記念のスタンプは、ターミナルにも船内にも有りました。
 私もしっかり押したです。
 特に集めたりはしていませんけど、こういうのは嬉しいかもっ。

 自販機なんかが置かれた、ちょっとしたロビーなのです。
 必要なものは全て揃っている感じかな。

 窓から外を覗いてみると、そろそろ接岸するみたい。
 「ナッチャンRera」が、真っ黒い影のように佇んでいて…。
 また放送が流れる中、私もカーデッキへと降りて行ったのでした。

 既にもう、トラックの下船が始まっていますねー。
 誘導の係の人は居るのですが、徒歩下船する私に対しての指示は、特に出さないみたい。
 ひょこひょことカーデッキを横切っても、何も言われなくって(^^;。
 こちらには全く無関心な様子なので、自分の体が透明になる特殊能力でも身に付けたのかと思ったです(笑)。
 なので、下船して行くトラックの合間に、自力で脱出したのでした。
 そういうアバウトなのって、私は大好きです(^^)。
 青森の岸壁では、道路からしょわしょわと水が吹き出して、路面の雪を溶かしていたっけ。
 これは面白いけれど、徒歩で歩く人のことは全く考慮されていないので…。
 足元、びしょびしょだよー(^^;。
 元のフェリーターミナル、東日本フェリーのカウンターはすっかり閉鎖されて、寂しくなりました。
 私は正面の玄関前で、青森駅へのシャトルバスを待ちましょう。
 当然ながら、こちらの乗客も私一人だけなのです。

 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


「Top」 [旅のしおりのMenu]

 ゆかねカムパニー ©C.Maya 2010