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旅のしおり

 ここには、マルエーフェリー「クルーズフェリー飛龍21」東京有明−志布志−名瀬、の乗船記があります。
 日本最長距離航路で、かつ東京から沖縄へ向かうっていうシチュエーションは、やっぱり憧れなのです。
 その航路も、いよいよ旅客営業を終了してしまうとのことで…。
 ぎりぎりになって、慌てて乗りに行ったのでした。
 当初は10月に乗船の予定でしたが、旅立ちの前日、同行する友人に確認の連絡をとったところ、11月ならウィラーの半額プランに空きが有るので、そちらのがいいと。
 しかも、到着が土曜日なら、奄美からバニラで成田まで帰れると。
 今更ですか!?。
 …ちょっと、何言ってんのか、良く分からないのよさ。
 でも、指令を受け取った限りは、行動を起こすのが海兵魂。
 ガンホー!。
 てことで、急遽、乗船日が変ってしまったのでした。
 私も柔軟です(^^;。
 お仕事の関係で、終着の沖縄までは行けず、奄美止まりなのが、ちょっと残念なところ、かな。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■14/11/13 マルエーフェリー「クルーズフェリー飛龍21」乗船記 東京有明17:00−21:40志布志22:40−名瀬09:10

 当日は、台風の影響も回避して、予定通りの出航になりました。
 なあんて、そんなことは全然無く、入港の遅れから荷役が遅れ、出航も順調に遅くなります。
 約30分の遅れ、かな。
 観覧車と富士山と、ベイエリアの光の粒に見送られての出航。
 すぐにゲートブリッジを潜ります。

 青くライトアップされ、ピンクのラインが入ったゲートブリッジは、なかなかの雰囲気でした。
 皆さん、デッキに出て来られて眺めていたよ。
 デッキから、頑張って写真を撮ろうとしましたが、全部ぽけぽけ。

 そんな感じの出航風景なのですが、既に乗船から5ヵ月が経過して、当時の記憶も曖昧になっちゃいました。
 メモとか、特に残していないですし。
 写真のタイムスタンプもアテになりませんし。
 何故か、レストランの利用人数と、各港の乗下船人数のカウントだけが、メモして有りました。

 それでは、時間をちょっとだけ戻して。
 ターミナル前で友人と合流したら、乗船手続きをして貰いましょう。

 ウィラートラベルの、「飛龍21ファイナルクルーズスペシャルプライスプラン」の利用で、名瀬までの2等は11,560円。
 通常運賃の半額だよ。
 すっごくお得なのです。

 おんぼろな待合室内には、10人ちょっとのお客さんが居て、他には自転車とか小荷物とか、色々な物が置いて有ります。
 この雑然さが素敵です。
 岸壁にも、コンテナや沖縄ナンバーの自動車が並んで、フォークリフトが走り回って。

 いかにも離島航路の荷役!って感じなのですよー。
 お隣りには、でっかい商船三井のフェリーが停泊中。
 船名は読み取れませんでした。

 程無く乗船開始になって、タラップからぞろぞろ乗り込みます。
 狭めの通路を歩いて行って、客室の区画へと。
 2等寝台の、写真だけ撮らせて貰ったです。

 ちゃんと窓が有りますよん。
 私達の2等洋室は、4人部屋のそれぞれ下段を使うように指定されていて、2人で貸切です。

 当然ですが、インサイドで窓は有りません。
 上段は、ちょっと頼りない感じだあ。
 これは、21じゃない「クルーズフェリー飛龍」と一緒なの。
 室内には、テレビとシャワーとトイレ、冷蔵庫が有ります。

 貸切出来るなら、かなり幸せです。
 2等寝台よりも、広くっていいかもしれないね。
 さすがに、ルームキーまでは有りませんけど。

 それでは、まずは船内をうーろうろ。
 シャワールームも有りますけど、こちらを使うことは無さそうです。

 当然ながら、シャンプーやソープの装備は有りません。
 自販機はあちこちに分散して置かれていますが、ニチレイの冷凍食品は故障中、アルコール類の半分は売り切れ、売店は品薄と、なかなかに厳しい状況で。

 ニチレイが故障中なのは痛いなあ。
 お酒を飲む人には、ちょっと辛そう。
 まあ、レストランは営業しているので、そんなに困ることは有りません。
 あ、現在販売中のお酒は、ちゃんと補充がされていたので、これ以上に品切れになることは有りませんでした。
 オリオンビールとか売っています。
 台湾までの直通はしないので、免税ビールの販売は有りません。
 有ったとしても、国内では買えません。
 当然ですよね。

 売店はかなりの縮小営業で、棚はすかすかでしたが、これだけ売っていてくれれば、十分でしょうか。


 アイスや甘いお菓子が無いのは、ちょっとだけ残念。
 持込みすれば良かったなあ。
 友人が、飲兵衛さんらしく、おつまみを沢山持ち込んでいたので、色々とお菓子を貰っちゃいました。
 売店は案内所と兼務だったりするので、船員さんもなかなか大変そう。

 閉鎖になっている施設が多い中、ここだけはちゃんと開いていました。
 かなりお洒落な作りのバーカウンターなのですよ。
 ただし、今はバーとしては使われていません。
 本棚に漫画が並べられていて。
 読書コーナーなのです。
 でも、すっごく雑然とした雰囲気で。
 カーペットは綺麗なのですけど。
 床に置かれたダンボールにも、漫画本が沢山入っていたよ。
 翌日、利用しようとしたら、日差しがふり注いで、かなりあっついのですよね。

 ホールはさすがに開きません。

 私は、ここのお隣の通路のイスに座っていたり、エスカレーター前のイスに座っていたり。
 どちらも電源が近かったですし。
 なので、食券の販売のときとか、放送が入る前から、既に購入したりしてました(^^;。
 まあ、品切れになったりはしないので、そんなに急いで買わなくってもいいのです。

 デッキに出ると、富士山も見えて、ここ東京の景色は、かなり豪勢だと思うのでした。
 沖縄にも負けていないよ。
 にしても、なかなか出航しないなあ。

 夕食の食券の販売が始まったので、早速購入したよ。
 お勧めは、やっぱり日替わり定食650円です。
 こちらは数量限定なので、早めの購入が望ましいかと…。

 朝昼晩、全てのメニューはレストラン前に掲示して有るので、それぞれを見比べて、食べたいものの作戦を考えましょう。
 今日は友人と2人なので、おかずを取替えっこ出来たりして、便利なのです。
 あ、カレーとか、食べてみたかったかなあ。
 カレーは何故か、お昼限定なのですよね。
 ラーメン等、麺類も有りますが、有村時代とは違って、沖縄料理は皆無です。
 残念ながら、おにぎり等、夜食の販売は有りません。
 ちょっと期待していたけれど。

 2日目、メニューを見ながら、そんなことを友人と話していたら、船員さんに話しかけられて。
 お勧めのメニューとか有るのかな?、なんて思ったら、レストランの人ではないらしく。
 このタイミングなので、私達はてっきり…(^^;。
 本船の売却先のこと、建造中の新造船のこと、今後の予約状況、色々なことを教えて頂きました。
 階段の上と下とゆー、変なポジションでの会話(笑)。
 揺れるときは凄いとか、恐ろしげな話も…。
 沖縄でマラソン大会が有るときとか、本船もそこそこ混雑していたそうで。
 最終航海は、さすがにほぼ満席みたい。
 12/04東京発が最終航海なので、残り4航海ですね。

 そしてその最終航海、低気圧の影響で、東京発は24時間の遅延となりました。
 うわあ…。
 その日に合わせて、お休みを取っていた方も多かったと思うのに。
 最後まで、難易度が高い航路なのでした。
 私は、有明までお見送りに行こうかと思いつつ、結局は行かなかったのでした。
 やっぱり、寂しいですもん。

 皆さん、ここの航路のことは予習済みらしくって、食券の販売とレストランへの呼び出しの集合は、とってもスムーズでした。
 訓練された人々ですからっ(笑)。
 はい、晩ご飯です。

 ボリュームも有って、美味しいよ。
 カウンターに、注文分のお料理がずらっと並んでいるので、食券と引き換えにご飯とお味噌汁をよそって貰って、受け取ります。
 お茶やお水はセルフで、調味料と一緒にテーブルに置かれていました。
 皆さんの注文の傾向とかも分かっちゃいますね。
 私の独自の集計によると、レストランの利用者さんは、初日の夜が10名。
 翌日の朝が11名、昼が12名、夜が13名。
 翌々日の朝が18名でした。
 独自とゆーか、全員が一斉に集合するので、これで間違いないかと。

 ご飯(ライス)だけの注文も出来るので、おかずの持込みとかも出来ちゃいます。
 不思議なのは、ロシア人(推定)の女性で、毎食、タッパーでお味噌を持ち込んで、それでご飯を食べていました。
 あれって、お味噌だよね。
 実はキャビアなのかとも思ったけれど、お味噌とキャビアは間違えませんものねえ(^^;。

 レストランは食事が終わると閉鎖されるので、食器を下げたら、すみやかに撤収です。
 一度、友人と話し込んでいたら最後のお客になってしまい、船員さんに「もう締めますので」って言われちゃいました。
 あ、ごめんなさいです。
 ちなみに、この航海、乗客同士の交流とかは、全然無かったみたい。
 私達は勿論、皆さんがそれぞれに過ごされていて。
 本やネットだと、一緒にお酒飲んだりとか、そういう触れ合いが描写されていたのですけど(^^;。

 過ごし方は自由なのですし、そういうことも有りますよね。
 適当にくつろぎましょう。
 お部屋で、オリオンビールを飲んでみたり。
 シャンプーとか、最低限しか持って来ていないことに気が付いて、友人に借りたりして。
 初日の夜は、箱型の枕で、ぐっすり眠ってしまいました。
 現在進行中な2泊3日の船旅、わくわくするね。

 翌朝は、そこそこ早起き。
 いえ、朝ご飯を食べられなかったら困りますし…。
 もお、食い意地張ってるなあ。
 友人はぐっすり眠っているね。
 デッキに出てみると、いいお天気です。
 波も殆ど無くって。
 間近には陸が見えて。

 携帯も圏内になったので、GPSで調べると、もうすぐ潮岬です。
 便利だあ。
 この先も、本船はずっと陸の近くを航行するので、随時電波は拾えました。
 スクフェスのLPを漏らさずに済んで、とっても助かるのです。
 他にも、皆さん結構、デッキに出て来られてますねー。
 木甲板は、やっぱり雰囲気有りますし。
 そんなに痛んでいないのが嬉しいな。

 朝ご飯は、洋定食630円にしてみましたあ。
 サンドイッチ。

 ボリュームが有って、嬉しいのです。
 友人はとうとう起きて来なくって。
 朝ご飯は食べない人だったっけ…?。
 単純に、お仕事で疲れていたみたいです。
 私は前日、強羅の温泉でリフレッシュしましたからねー。

 暫くすると友人も起きて来て、デッキへ。
 遠くに客船が見えるとのことでっ。

 遠過ぎて、素性は良く分かりませんでした。

 本船の船内は、とってもとっても沖縄です。

 他のフェリーでは見られない装飾がいくつも有るの。
 雰囲気有りますよね。

 お昼ご飯の日替わり定食と、カルビ丼。

 カルビ丼は、ちょっと物足りない量かもしれません。
 そこでカレーですよ!。
 今更遅いのですけど…。

 レストランには、結構皆さん来られています。

 何しろ、これが最大の楽しみなのですものね。
 持ち込みとかしちゃうと、勿体無いのです。

 本船は四国の沿岸へと進み、結構長い間、携帯も圏内になっていました。

 そんなに寒くは無くって、西へと向かっていることを実感だね。

 またデッキをうろうろして、積み込まれたコンテナの中身に思いを巡らせたり。
 気になりますよねー。
 足摺岬を確認っ。

 カウンターのロゴマークはいいアクセントなのです。

 ここには色々な情報が集約されているのですが、そんなマメには更新されないので、船員さんを捕まえて質問した方が、手っ取り早いかと…。
 掲示されていた「航海予定表、東京〜志布志(離岸2マイル・208度〜都井岬)」によると、御前崎00:50、潮岬07:29、室戸岬11:18、足摺岬14:24、都井岬20:20になっていました。
 志布志への到着は、東京の遅れをそのまま持ち越す感じみたい。
 実際には、荷役の遅れか、出航も遅れて、1時間以上の遅れになって。
 日付が変わっても、まだ志布志に居ましたもん。
 待ちくたびれて、私達はもう寝ちゃってました。

 デッキは3層で、トップからパノラマデッキ、プロムナードデッキ、レセプションデッキとのことで。

 それでは、晩ご飯ですよー。
 船員さんも、日替わり定食の数と内容の説明をするのが面倒になったらしく、販売開始前から、カウンターにメモが用意されていました(^^;。

 私も友人も、日替わり定食を採用なのですよー。

 最後の夜なので、自販機でビールを買って持ち込みましょう。
 私達の船旅も、そろそろ終わりか近付いて来ました。

 船内には電子レンジもちゃんと有って。

 給湯器は、なんだか変な場所に有りますです。
 そこでコーヒーを入れたりしたよ。

 程無く、見事な夕陽が太平洋へと沈んでいって。
 海面に触れると、あっという間に沈んじゃいました。
 志布志が少しずつ近付いています。

 志布志での下船は2名。乗船は3名。
 名瀬での下船は8名、乗船は10名ってとこですかあ。
 志布志で遅れたのは、前航海で志布志を抜港していたから、荷物が多かったせいなのかしら。

 翌朝、さすがに友人もちゃんと起きて来たので、一緒に朝ご飯を食べます。
 2人共、洋定食。
 後半は、結局、同じメニューになっちゃいました。
 和定食は、カウンターに並んでいたのを眺めましたけど。

 遅れは約1時間30分になりました。
 海の色が、かなり南国になって、すっかり暖かくなりました。

 そろそろ下船の準備をしなくちゃ、なのです。
 朝ご飯を食べていたら、何処からか鳥が紛れ込んで来て…。

 ちゅんちゅん。
 何とか外に出て行って貰おうと、船員さんと、何故か私が船内を走り回ります。
 あっちに行きました!。
 こっち!。
 他のお客さんも巻き込んで、大騒ぎ。
 でも、結局は徒労に終わったのでした。

 さあ、名瀬の港が見えて来ましたよー。
 ハブ酒のメーカーさんとかが有りますね。
 ちなみに、「なぜ」でも「なせ」でも、読み方は別にどちらでもいいらしく。
 そんないい加減でいいのかにゃあ(^^;。

 なかなか立派なターミナルなのです。
 色々なフェリーや、客船が接岸するのですものね。

 さあ、これでもう、「クルーズフェリー飛龍21」とはお別れ。
 寂しいけれど、もう出会うことは絶対に有りません。

 ゆっくりと踵をターンして、タラップを降りましょう。
 さようなら…。
 最初で最後の乗船も、いよいよお終いだね。

 ターミナルの待合室は、さすがにこの時間はがらんとしています。

 展望台チックな場所から、「クルーズフェリー飛龍21」の船体を眺めて。
 11月も中旬ですが、半袖で全然大丈夫。
 暖かいよ。

 滅多に撮らない、自分を入れた記念写真まで残したのでした。
 最後に、パンフレットを記録しておきますねー。
 それから、配船表。

 ちなみに、最末期の東京からの2等通常運賃は、志布志まで21,800円、名瀬まで23,110円、那覇まで27,230円。
 志布志からだと、名瀬まで10,310円、那覇まで15,870円。
 マルエーやマリックス、他の沖縄航路にも挑戦してみたいのですが、千葉からのアクセスの関係と、私が北海道大好きなので、なかなか足が向かないのでした。

 ターミナルには路線バスが入らず、近くの道路沿いにバス停が有るみたい。
 まずは、空港行きのバスが出る、ウエストコート前のバス停の位置を確認しなくちゃですね。
 バスを待っているより、歩いてしまった方が早そうなので、てくてくと歩き始めます。
 「クルーズフェリー飛龍21」から降りた人達は、とっくに何処かへ消えてしまっていて。

 食事を済ませた後、街中から港の方を見ると、丁度出港して行く「クルーズフェリー飛龍21」が見えました。
 遅れは更に大きくなって、約2時間の遅れで、ゴールの沖縄に向けて旅立って行ったよ。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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