■13/05/31 伊勢湾フェリー「知多丸」乗船記 鳥羽12:10−伊良湖13:05
伊良湖に到着後は名古屋へと向かう予定なので、伊良湖からは名鉄フェリーに乗ってみることにしました。
こういう乗り継ぎに便利な、割引切符も発売されています。
その切符の正式名称が分からなかったので、窓口では「名鉄フェリー乗り継ぎの切符を下さい」って、おねーさんに申告します。
「師崎まで行かれるのですねー」と、おねーさんから確認が有って。
その瞬間、私に衝撃が走ります。
え…!?。
今、おねーさん、「もろざき」って言ったよね…?。
わわわ、師崎は「しざき」じゃ無くって、「もろざき」って読むんだあ!。
ずっと「しざき」だと思い込んでましたよお(^^;。
だから、パソコンで「しざき」って入力しても、師崎に変換出来なかったわけで。
携帯だと、「もろざき」でも変換出来ませんけど…。
地名で申告していたら、恥ずかしい思いをしちゃうところでした。
そんな葛藤は表に出さず、「はい、お願いします」って。
別に、表に出しても良かったんですけど(^^;。
「伊勢湾フェリー&名鉄フェリー通し乗船券」という、3枚綴りの切符が発券されました。
1,860円。
伊勢湾フェリーの乗船券には、「名通」っていう赤いスタンプが押されてます。
次の便は12:10の出航とのことで、乗船開始は11:50頃になるそう。
手持ち時間は、20分てところかあ。
お腹が空いたので、何か食べたいけれど…。
レストランへ行くほどの時間は無くって。
軽食カウンターのおばちゃんが熱心に呼び込みをしていたので、ふらふらとそちらへ行きそうになりますが、ターミナル内も見学したいので、ここは我慢なのです。
前回の乗船のときは、待ち時間無しで、すぐの乗船でしたから…。
ターミナル内には、売店やレストランやお土産屋さんが有って、結構広いスペースを取って有るです。
さすがに、今日は閑散としてますけどねー。
船を眺められる展望テラスも有って。
扉を開けて外に出て、海上保安庁の白い船を眺めてみたり。
伊勢湾フェリーのゲートに書かれていた「東京方面」の文字は、さすがに無くなってしまったのですね。
売店が撤退した跡地みたいな場所は、伊勢湾フェリーの展示コーナーになっていました。
資料は結構充実していて、楽しいです。
伊良湖経由の他社連絡で、師崎は勿論、日間賀島や篠島方面への小荷物輸送もしているのですねん。
程無く乗船開始になりますが、目の前の乗船ゲートは使えず、1階の乗用車用タラップからの乗船となります。
お客さんが少ない時期、時間なので、省力化の為なのでしょうね。
航路自体の存続は決定したものの、経営が厳しいのは変わりませんから…。
船内へと進むと、椅子席と桟敷席を組み合わせた、お馴染みのパターンなのです。
船内は見通しが良くって、広々としています。
桟敷席なんぞに座ったら、私は絶対に寝てしまうので、今回はパス。
窓際の椅子席に荷物を置いたよ。
思ったよりもお客さんは多くって、家族連れが賑やかに乗り込んでいました。
腹ペコな私は、売店の様子を窺うのですが、売店のおねーさんは、やっぱり何だか忙しそう。
軽食のオーダーを出すのは憚られて、結局、何も食べられないのでした。
別に、お菓子やアイスでも良かったのですけど。
軽食にしたって、レンジで暖めるだけなのでしょうけどねー(^^;。
船内とデッキを行ったり来たりしているうちに、出航時間になりました。
鳥羽水族館の展望デッキは、遠足に来ているらしい小学生でいっぱいだよ。
フェリーターミナルと水族館、一体になっているようにも見えますが、べつにそういうわけでは無くって。
白い航跡を残しつつ、鳥羽の街が遠ざかって行くね。
「鳥羽丸」の姿も、どんどん小さくなって行って。
暫くは島と島との間を進むので、景色に変化が有って、楽しいです。
ホテル街を間近に見つつ。
ああいうホテルにも泊まってみようかな、なあんてそのときは思うのですが、結局はフェリーにお泊りの方が楽しいので、なかなか泊まる機会が有りません。
フェリーの旅での前後泊も、結局は利便性重視になってしまいますし。
温泉でのんびりとかって、どうも私には向いてないみたい。
温泉旅館に泊まって、持ち込んだアニメをひたすら見て過ごすっていうの、有りだとは思うのですが。
いいなあ。
憧れちゃう。
暫くすると、近鉄特急も「知多丸」のお見送りをしてくれました。
伊勢湾フェリーからは、結構色々な島が見渡せて、船内には、その都度島の紹介が放送されます。
録音では無く、おねーさんの肉声放送みたい。
いいですね。
その都度、私はスマフォのGPSで現在地の確認をして、Wikiで島の概要を調べます。
楽しいよ。
さすがに無人島の紹介までは無かったので、GPSとWikiはお役に立ちます。
離島にも行ってみたいのですが、「あぜりあ丸」で前後不覚左右無知状態の、壮絶な船酔いを体験して以来、船で離島に渡るのは謝絶させて頂いております(^^;。
…飛行機で行ける島だけ、行ってます。
程無くして、左舷側に「伊勢丸」がやって来ました。
特に案内は有りませんでしたが、デッキには何人かお客さんさんが出て来て。
「伊勢丸」の後部デッキにも、人影が結構見えました。
あの「伊勢丸」は、私が5年も前に乗った船なんですよお。
伊勢湾マーチスと、でっかいホテルと、風力発電の風車が見えて来ると、間もなく伊良湖に到着です。
引き続き、デッキと船室を行ったり来たりしていたら、あっという間に着いちゃいました。
高速船が対向して来て、パイロット船が凄い勢いで目の前を横切って行きました。
急な階段を降りてカーデッキへ行くと、車はそこそこ乗ってます。
トラックの利用はあまり望めませんし、観光ルートの一環として、頑張って欲しいものですね。
ランプの前でぼんやり待っていると、下船の準備が整ったみたい。
車よりも先に、一般徒歩の私達を降ろしてくれました。
13:04には、全員が下船です。
一般徒歩のお客さんは、5人だけだあ。