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旅のしおり

 ここには、津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」青森−函館、の乗船記があります。
 便番号は23便と案内されていますね。
 東北新幹線「はやぶさ」で辿り着いた新青森駅から、タクシーで真っ直ぐ津軽海峡フェリーのターミナルに到着なのです。
 タクシーの料金は、1,160円。
 携帯電話にバーコードを表示させて、スマートチェックインの手続きをしていたら、丁度21:50の乗船開始の放送が流れました。
 ネットで予約した、A期間のスタンダードの運賃は2,000円です。
 ネットからの予約だと1割引ですが、JTBのコンビニ決済だと2割引なので、実際にはそちらの方がお得かと…。
 人気の無いターミナルを抜けて、さくっと乗船しちゃいましょう。

 この旅の前の様子はこちらをどうぞ(^^)。

■14/05/21 津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」乗船記 青森22:25−函館02:05

 本船「ブルーマーメイド」は、04/16に就航したばかりなので、まだまだ新造船の匂いがします(^^)。
 案内所前で乗船券の確認を受け、スタンダードルームの案内をして貰います。
 通路の両側に小部屋がいくつか並んでいて、全てインサイドです。
 手前はレディースルームと、ファミリー優先ルーム。
 案内のビデオによると、ストレッチャー対応ルームまで有るのですね。
 勿論、広い医務室も有って。
 あの震災以降、非常時に備えての設備が強化されています。

 私は、真ん中辺りのお部屋に荷物を置いて、と。

 例の、黒い四角い枕が、棚に積んであるのは以前と一緒だあ。
 反対側の出入り口の両端に、更衣スペースが有るです。
 その片側の壁に、コンセントが4つ。
 ちょっと使いにくい位置なのです。
 なので私は、テレビのコンセントを引っこ抜いて使ってました…。
 このお部屋を貸切出来るのは確実ですし。

 それでは、船内の探検にしゅっぱーつ。
 自販機はあちこちに有るです。
 冷凍食品は充実していて、お値段は560円です。
 カツサンドは売り切れ。
 長万部はかなやの駅弁、かにめし860円まで自販機で売っていました。

 更には、携帯の充電器から、文庫本まで!。
 これなら、売店はお土産だけでOKですよねー。
 売店は、23:00までオープンしていました。

 自販機の前には、電子レンジやお箸の装備が有って。
 レストランが廃止になってからは、これが必須になりました。

 コンセントが沢山まとまった、充電コーナーも有るです。
 実際、繁忙期とかはどんな使い方になるのでしょうね。

 船首のビューシートは、しっかり扉で区分けされていて、指定席との注意が有ります。

 覗いてみたら、さすがにどなたも居らっしゃいません。
 船内、全ての窓のカーテンが下ろされているとゆー、徹底振りです。
 ちなみに、通常のスタンダードルームは各部屋1人位で、全体でも一桁のお客さんしか乗っていません。
 皆さん、ごろごろ転がっていますが、電気を消している部屋は有りませんでした。

 船内ではスタンプラリーを実施中で、応募すると景品が貰えるみたい。

 参加賞の絵葉書は台紙と一緒に積んで有ったので、1枚貰いましょう。
 色鉛筆も用意されていて、絵葉書にはすぐイラストとかを描けますね。

 あ、人魚さんのオブジェを発見。

 船名が「ブルーマーメイド」なのですものね。
 カジュアルクルーズフェリーとのことで、シンボルマークも有るですよー。
 微妙に不気味…(^^;。
 私も、いつかデンマークへ行きたいな、とか、マメプリ好きだったなあ、とか。
 そんなことを思い出して。
 疲れたときに私を励ましてくれます。
 勿論、東日本フェリーから継承したイルカさんのマークも健在で、あちこちのサインに使われています。
 売店のイルカグッズも増えてたっけ。

 キッズルームも有りますよー。
 「ブルードルフィン」よりは狭くって、有料のゲーム機が置いて有ったり。

 プライズに、にこちゃんと忍を発見!。
 この2人、出現率高いです…。

 そろそろ出航時間なので、デッキに出てみましょう。
 後方の扉から外に出ると、すぐにドッグバルコニーが有って。
 ペット関係の設備も、最近は凄く充実して来ました。
 かなり需要が有るってことなのでしょうね。
 これは、フェリーならではの設備ですし。

 小雨の中、お隣には次に乗船する「はやぶさ」が見えます。
 「はやぶさ」から先に乗ってしまうと、「ブルーマーメイド」への乗り継ぎが出来ないのですよね。
 定刻よりも1分程早く出航した「ブルーマーメイド」は、するすると岸壁から離れて。
 さあ、出発だよ。
 立派なターミナルと「はやぶさ」が遠ざかって行きます。

 雨は小雨どころでは無く、すっかり本降りなので、私も早々に船内へと戻ったのでした。
 出航後は、全ての扉に出入り禁止のプレートが掛けられて。
 ロックまではされていませんけど。

 カーデッキへの出入りにはエスカレーターの利用となります。

 出航後には出入口の扉が閉められて。
 側面はガラス張りになっていて、ちょっと豪華な感じ。

 船内、くつろげるスペースは沢山有りますが、何しろ一般の乗船人数が1桁なので、何処にも誰も居ません。
 皆さん、お休み中。

 夜間の航海なので、窓から景色は見えませんしねー。
 そもそも、カーテンが下ろされてます。

 エントランスのモニタはみっつ。
 ナビとテレビ番組と「ブルーマーメイド」のプロモを表示しています。
 プロモを見ていると、通常は入れない設備の紹介も流れるので、面白いです。
 上等級フロアへの階段を登ってみますが、歩けるところは特に無いので、そのまま戻ってしまいました。

 閉店した売店前では、クルーが梯子に登って、なにやら作業中です。
 早速の不具合なのかにゃ。
 まあ、多少の初期故障とかは有りますよね。

 それじゃあ、シャワーを浴びて、私もちょっとだけ寝ようかな。
 ゲームコーナーを抜けて行くと、ドライバーさんが1人、ゲームをしていたっけ。
 シャワールーム、男性用は8室、女性用は4室のブースが有って。
 女性用は数が少ない代わりに、対面がドライヤー装備のパウダーコーナーになってます。
 さすがに、シャワーを使われている方は他に居なかったみたい。
 ボディソープとシャンプーとコンディショナーはちゃんと装備されています。
 シャワーヘッドは、固定のでっかいのと2つ有って、うっかりレバーをいじると、上から冷水や熱湯を浴びることになるので、注意しましょうね。
 慎重に、慎重に…。
 なかなか快適なシャワールームなので、これからもメンテナンスをしっかりやって頂ければ、と思います。
 個人的には、誰かが使われた後の湿ったシャワールームはちょっと…(^^;。

 その後、お部屋に戻って、少しだけ横になろー。
 何だかんだ歩き回っていたので、50分位の仮眠になりました。
 でも熟睡した…。
 たちまち函館なのです。
 揺れとかは全然無かったなあ。
 肉声の案内放送が繰り返し流され、まずはカーデッキ解放の案内から。
 その後、「お車無し一般徒歩のお客様」の案内となります。
 私の出番だよー。

 そうそう、私の勤務先の人事異動で転勤して来た同僚が函館出身で、何とお父さんが東日本フェリー勤務だったそうなんです。
 青森や函館の支店長を歴任されて、家族一緒に各地へ引っ越したとか。
 世間は狭いのですよー。
 東日本フェリーのこと、もっと色々と聞いてみたかったのですが、それはあまり語りたがらなくって。
 やっぱり、破綻からリベラ買収でのゴタゴタは、色々と有ったのでしょうか…。

 函館には、定刻での到着になりました。
 徒歩下船の方は案内所の前でお待ち下さい、との放送が繰り返し流されます。
 船室に留まっていても、呼びに来られてしまうのは確実なので、さくっと脱出。
 今日の徒歩下船は2人だけ。
 ちゃんとボーディングブリッジが架けられて、そちらからの下船となります。
 対面には、もう乗ることが出来なくなってしまった、「ナッチャンWorld」が静かに佇んで居たよ。
 やがては、全てが思い出に変わります…。
 ここ函館も青森も、北海道新幹線開業までのカウントダウンのボードが置かれていたです。
 新幹線が開業しても、津軽海峡フェリーとしては、今更特別な影響は無いのでしょうね。

 この写真は、翌朝、青森に到着した「はやぶさ」から撮りました。
 この旅の後の様子はこちらをどうぞ(^^)。


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