■14/05/21 津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」乗船記 青森22:25−函館02:05
本船「ブルーマーメイド」は、04/16に就航したばかりなので、まだまだ新造船の匂いがします(^^)。
案内所前で乗船券の確認を受け、スタンダードルームの案内をして貰います。
通路の両側に小部屋がいくつか並んでいて、全てインサイドです。
手前はレディースルームと、ファミリー優先ルーム。
案内のビデオによると、ストレッチャー対応ルームまで有るのですね。
勿論、広い医務室も有って。
あの震災以降、非常時に備えての設備が強化されています。
私は、真ん中辺りのお部屋に荷物を置いて、と。
例の、黒い四角い枕が、棚に積んであるのは以前と一緒だあ。
反対側の出入り口の両端に、更衣スペースが有るです。
その片側の壁に、コンセントが4つ。
ちょっと使いにくい位置なのです。
なので私は、テレビのコンセントを引っこ抜いて使ってました…。
このお部屋を貸切出来るのは確実ですし。
それでは、船内の探検にしゅっぱーつ。
自販機はあちこちに有るです。
冷凍食品は充実していて、お値段は560円です。
カツサンドは売り切れ。
長万部はかなやの駅弁、かにめし860円まで自販機で売っていました。
更には、携帯の充電器から、文庫本まで!。
これなら、売店はお土産だけでOKですよねー。
売店は、23:00までオープンしていました。
自販機の前には、電子レンジやお箸の装備が有って。
レストランが廃止になってからは、これが必須になりました。
コンセントが沢山まとまった、充電コーナーも有るです。
実際、繁忙期とかはどんな使い方になるのでしょうね。
船首のビューシートは、しっかり扉で区分けされていて、指定席との注意が有ります。
覗いてみたら、さすがにどなたも居らっしゃいません。
船内、全ての窓のカーテンが下ろされているとゆー、徹底振りです。
ちなみに、通常のスタンダードルームは各部屋1人位で、全体でも一桁のお客さんしか乗っていません。
皆さん、ごろごろ転がっていますが、電気を消している部屋は有りませんでした。
船内ではスタンプラリーを実施中で、応募すると景品が貰えるみたい。
参加賞の絵葉書は台紙と一緒に積んで有ったので、1枚貰いましょう。
色鉛筆も用意されていて、絵葉書にはすぐイラストとかを描けますね。
あ、人魚さんのオブジェを発見。
船名が「ブルーマーメイド」なのですものね。
カジュアルクルーズフェリーとのことで、シンボルマークも有るですよー。
微妙に不気味…(^^;。
私も、いつかデンマークへ行きたいな、とか、マメプリ好きだったなあ、とか。
そんなことを思い出して。
疲れたときに私を励ましてくれます。
勿論、東日本フェリーから継承したイルカさんのマークも健在で、あちこちのサインに使われています。
売店のイルカグッズも増えてたっけ。
キッズルームも有りますよー。
「ブルードルフィン」よりは狭くって、有料のゲーム機が置いて有ったり。
プライズに、にこちゃんと忍を発見!。
この2人、出現率高いです…。
そろそろ出航時間なので、デッキに出てみましょう。
後方の扉から外に出ると、すぐにドッグバルコニーが有って。
ペット関係の設備も、最近は凄く充実して来ました。
かなり需要が有るってことなのでしょうね。
これは、フェリーならではの設備ですし。
小雨の中、お隣には次に乗船する「はやぶさ」が見えます。
「はやぶさ」から先に乗ってしまうと、「ブルーマーメイド」への乗り継ぎが出来ないのですよね。
定刻よりも1分程早く出航した「ブルーマーメイド」は、するすると岸壁から離れて。
さあ、出発だよ。
立派なターミナルと「はやぶさ」が遠ざかって行きます。
雨は小雨どころでは無く、すっかり本降りなので、私も早々に船内へと戻ったのでした。
出航後は、全ての扉に出入り禁止のプレートが掛けられて。
ロックまではされていませんけど。
カーデッキへの出入りにはエスカレーターの利用となります。
出航後には出入口の扉が閉められて。
側面はガラス張りになっていて、ちょっと豪華な感じ。
船内、くつろげるスペースは沢山有りますが、何しろ一般の乗船人数が1桁なので、何処にも誰も居ません。
皆さん、お休み中。
夜間の航海なので、窓から景色は見えませんしねー。
そもそも、カーテンが下ろされてます。
エントランスのモニタはみっつ。
ナビとテレビ番組と「ブルーマーメイド」のプロモを表示しています。
プロモを見ていると、通常は入れない設備の紹介も流れるので、面白いです。
上等級フロアへの階段を登ってみますが、歩けるところは特に無いので、そのまま戻ってしまいました。
閉店した売店前では、クルーが梯子に登って、なにやら作業中です。
早速の不具合なのかにゃ。
まあ、多少の初期故障とかは有りますよね。
それじゃあ、シャワーを浴びて、私もちょっとだけ寝ようかな。
ゲームコーナーを抜けて行くと、ドライバーさんが1人、ゲームをしていたっけ。
シャワールーム、男性用は8室、女性用は4室のブースが有って。
女性用は数が少ない代わりに、対面がドライヤー装備のパウダーコーナーになってます。
さすがに、シャワーを使われている方は他に居なかったみたい。
ボディソープとシャンプーとコンディショナーはちゃんと装備されています。
シャワーヘッドは、固定のでっかいのと2つ有って、うっかりレバーをいじると、上から冷水や熱湯を浴びることになるので、注意しましょうね。
慎重に、慎重に…。
なかなか快適なシャワールームなので、これからもメンテナンスをしっかりやって頂ければ、と思います。
個人的には、誰かが使われた後の湿ったシャワールームはちょっと…(^^;。
その後、お部屋に戻って、少しだけ横になろー。
何だかんだ歩き回っていたので、50分位の仮眠になりました。
でも熟睡した…。
たちまち函館なのです。
揺れとかは全然無かったなあ。
肉声の案内放送が繰り返し流され、まずはカーデッキ解放の案内から。
その後、「お車無し一般徒歩のお客様」の案内となります。
私の出番だよー。
そうそう、私の勤務先の人事異動で転勤して来た同僚が函館出身で、何とお父さんが東日本フェリー勤務だったそうなんです。
青森や函館の支店長を歴任されて、家族一緒に各地へ引っ越したとか。
世間は狭いのですよー。
東日本フェリーのこと、もっと色々と聞いてみたかったのですが、それはあまり語りたがらなくって。
やっぱり、破綻からリベラ買収でのゴタゴタは、色々と有ったのでしょうか…。