■10/07/26 津軽海峡フェリー「ブルードルフィン」乗船記 青森22:15−函館01:55
青森には、20:44の「白鳥42」号 で到着っ。
何故か、函館から戻って来るような行程になってます。
駅西口から新田まで、市営バスの時刻は調べておいたけれど、かなりの待ち時間が有って、バスを待っている間に歩いてしまった方が早いので、とっとこ歩き始めます。
以前歩いたときは真冬だったから、歩道が除雪されて無くって、中央分離帯の上を歩いたり、大変だったけれど…。
夏の今なら、全然平気。
ただ単に、暑いっていうだけ。
ちなみに私は、青森港と青森駅の間、殆ど行き来したことが有りません。
青森港に着いても、そのまま函館港や室蘭港に折り返してばっかなんだもの。
20分程歩いたら、「ブルードルフィン」が闇の中に浮かび上がっているのが見えたのでした。
港へ抜ける路地から、潮の香りが流れて来るよ。
この光景は、ちょっと感動なのです。
もう車輌の下船が始まっている様子なので、定刻よりも結構早く着いたのですねー。
ちなみにこの場所は、まだ船が見えたっていうだけなので、近くまで行くには、もうちょっと歩く必要が有ります。
更に、船の前まで辿り着いても、津軽海峡フェリーのターミナルまで往復しなくちゃいけません。
何だかんだで、結構な距離にはなるのでした。
「ブルードルフィン」は、ターミナルから一番遠い、第4バースに着いてますし。
徒歩には優しく有りませんですわ。
人の気配の無いターミナルまで行って、携帯電話のQRコードを端末の画面にかざして、乗船手続きをするです。
スマートチェックインは、何気に便利。
さくっと「スタンダード、人のみ」と印字された、カラフルなイルカ模様の乗船券が印刷されました。
運賃は2,430円。
ショップやレストランは勿論閉店していて、ターミナルに居ても仕方無いですし、もう「ブルードルフィン」の前まで行っちゃおうっと。
折り返し前、函館からの便には、なんとにむさんが乗船されていたそうなのです。
車も一緒とのことですが、何処に居らっしゃるのか分かりません。
困ったね。
そうしたら、わざわざ「ブルードルフィン」の前まで来て頂いて…。
ふわわ、恐縮なのです。
1月の「さんふらわあさっぽろ」に続いて、またお会いするなんて、びっくりしちゃいました。
私は、何の気無しに、この日のこの便に乗船しますって、書き込みをしていたのですが。
にむさんは、急用で北海道へ行かれていたそうで、たまたまお互いの行程が交差したのですねー。
旅先での偶然の出会いは、本当に面白いです。
船内の様子なんかを聞きつつ、にむさんとお話をしていたら、誘導の方から、どうぞ乗船して下さい、との声が掛かりました。
下船のトラックが途切れた所で、指示に従って、一人ぽつんとカーデッキを歩きます。
出入り口にはブルーのライトが点いて、分かりやすくなりましたっ。
エスカレーターで、客室へと上りましょう。
クルーに乗船券を見せて、スタンダード区画の案内を受けます。
まだ、他には誰も乗船していないので、あちこちをとてとて見て回っちゃいました。
シャワールームやオートレストラン等、所在自体は元の「ほるす」と一緒ですけど、随分とイメージが変わりましたあ。
客室も、シャープで洗練されたイメージなのです。
ただ、客室床のカーペットが通路みたいに硬くって、快適な睡眠はお約束出来ません(^^;。
皆さん、レンタルの毛布を借りて床に敷いたり、それぞれに工夫されていましたねん。
箱型の枕は、片隅にちゃあんと積み上げて有りました。
イスはあちこちに配置されていますが、プラスチックのイスが多いので、そんなに長くは座っていられない感じでしょうか。
ソファーなら、結構くつろげそうです。
私自身の旅のカタチとしては、ソファーにずっと座って過ごすようなことは、全く考えられませんけど(笑)。
自販機の冷食の価格は、オーシャン東九フェリーよりも高くって、商船三井フェリーよりは安いです。
オーシャン東九フェリーは、頑張ってかなりお安くしてくれてますものね。
商船三井フェリーは、ちょっと高過ぎかな…。
最繁忙期には、ずっとここで過ごしたりとかも有り得るのですよねー。
あんまり考えたくはないけれど。
そういった意味では、収容力有ります。
ゲームコーナーも、ブルーの照明で、独特の雰囲気が有って。
今までに無いデザインなのです。
記念メダルの刻印器も有りますよん。
キッズルームのホワイトボードは、凄まじいことに…(笑)。
この落書き達も、自由な願い事、なのかもしれません。
ともあれ、ここなら伸び伸び元気に遊べそう。
ボールの海に、思わず飛び込んでしまいたくなります。
なんて、私はもう子供じゃ無いから、おもちゃ箱を開いちゃいけないのですよ。
出航すると、何人かのお客さんがデッキに出て来られて。
真っ暗で、しかも暑いのですけど、本州から北海道へと渡る青函航路ともなれば、出航の景色を見たくなりますものね。
でも皆さん、「ブルードルフィン」がくるっと転回している間に、客室に戻ってしまわれました。
…あれれ?。
私は、港外に出て暫くの間、ずっとデッキに立っていたのでした。
つかの間の船旅が始まりまあす。
私は、旧展望ルームのお部屋の、コンセントの近くに座ることにしたですよー。
ちなみに、コンセントの数は、以前よりもかなり減ってしまいました(笑)。
他には、お2人の方が入って来られて、距離を取って分散してます。
皆さん、すぐに寝てしまわれて…。
船内を回ってみると、私以外の全員が寝ているご様子。
夜行便らしい光景なのでした。
まあ、こんな時間ですものねー。
私も寝ちゃおうかと思うのですが、何故かちっとも眠くないので、船内をうろうろしたり、パソコンいじったり、落ち着きが無かったのでした。
ロビーには、面白い時計が有りましたあ。
カレンダー付きだよ。
グラフィックサインも楽しいですが、ちょっと見、どういう施設なのかが分かりにくいデザインでは有ります。
案内重視では無く、船内の雰囲気、デザイン重視なのでしょうね。
前面展望カメラと、案内ビデオと、GPSによるロケーション表示。
豪勢に、三つもモニターが並んでいるよ。
殺風景だった「ほるす」と比べて、くつろげるスペースになった感じなの。
短距離航路なのに、インテリアはかなり個性的な感じ。
かちっとシャープなのですよ。
「パンスターハニー」からの名残って、どれ位有るのでしょうねー。
売店、ドルフィンショップもこ洒落ています。
何を売っていたのかは、あんまり良く見ませんでした(^^;。
お土産品がメインだったかなあ。
閉店後には、イルカもお休みします(^^)。
デッキからドライバールームを覗いてみると、カプセル風の寝台になっていました。
ドライバーさんの姿は見えず。
デッキのベンチには、わざわざススの注意書きが有ったりとかして。
このイルカのプレート、欲しいなあ。
ショップで売ってくれないかしら。
寝顔以外にもバリエーションが有ったら楽しそう。
そう言えば、船内には津軽海峡フェリーの模型が、5隻も展示されていましたです。
凄いなあ。