■11/08/21 新日本海フェリー「あかしあ」舞鶴−小樽 00:30→20:45
なんばOCAT(読みは、おーきゃっと、ね)からの高速バスは、乗車当日に電話で予約していたり。
予約番号を貰って、ターミナルで発券を受けました。
ちなみに、ネットからの予約とかは出来ないです。
3列シートの本便は満席で、4列シートの続行便が指定されました。
4列シートでも、お隣りには誰も来なかったので、のんびり出来たよ。
20:30になんばOCATを出て、途中休憩無しで、舞鶴フェリーターミナルには22:50の到着。
ちなみに、トイレは車内に有ります。
運賃は2,340円。
以前の新大阪駅からのバスは、下船のお客さんを受けて新大阪駅へと戻るので、ターミナル到着がやたらと早く、とても使い勝手が悪かったですから、この時間なのは嬉しいです。
三ノ宮発着のバスだと、東舞鶴駅から歩く必要が有りました。
私は歩くのは平気だけれど、雨だったり暑かったりすると、やっぱり大変ですもの。
バスは順調に走って、定刻での到着となりました。
フェリーターミナルでは10人近い下車が有って、さすが繁忙期なのです。
途中、伊丹空港の近くを通ったので、ここでも乗車出来たら…。
私以外に、そんな需要は有りませんよね(^^;。
近くで花火大会が有るらしく、都市高速の一部区間は通行止めになっていました。
車窓から、ちらっと花火が見えたよ。
ターミナル内は、車と人でいっぱいです。
軽い頭痛を覚えつつ、列に並んで乗船手続きをして。
2階の待合室も大混雑で、座る場所どころか居場所すら無さそうなので、一旦外へ出て、「あかしあ」を見上げながら、うろうろと歩き回っていたのでした。
乗船開始の放送が流れたところで、やれやれと待合室に戻り、パソコンでちょっとした調べ物をするよ。
ひとりぼっちで待合室に座っていると、係の人が回って来られて、乗船を促されます。
わ、ちょっとだけ待って下さあい。
今から乗船しても、どうせ船内の案内所は行列でしょうし。
行列キライ(^^;。
私は、ベッドの指定のほか、グリルの案内も受けなくっちゃいけませんし。
ちなみに、旅客とバイクの乗船開始は23:15、乗用車は23:30とのこと。
ターミナルには、小樽のお天気、途中の海上模様、船長・機関長・パーサーの氏名・写真・一言コメントが掲示されていたよ。
コメント付きなのが楽しいな。
今夜は波も無く、快適な航海になりそう。
丁寧に迎えて貰って、船内へと。
グリルの時間と場所が案内され、船内図のコピーを渡してくれて、場所に丸印を付けてくれました。
案内所でS寝台の空きを聞いてみると、キャンセル待ちになるそうで、名前を記入します。
今からキャンセルなんて出るのかにゃ(^^;。
その後、船内放送が流れて、S寝台は予約のお客様で満席になりました、とのことで。
それでは、2等寝台のベッドへ行きましょう。
指定されたのは、20人部屋の一番奥だね。
対面は壁ですし、上段には誰も来られませんし、S寝台よりむしろ良かったみたい。
伸び伸びです。
ちなみに、2等寝台にもS寝台にも、個別のコンセントは無いのですよね。
荷物を置いて船内を回ると、繁忙期らしく、屋台で軽食と生ビールを売っていたよ。
無くなり次第終了とのことで、唐揚げとかたこ焼きとかを売っていたです。
たこ焼きはそんなに人気が無いみたいで、それだけがずっと残っていましたけど、出航前にはめでたく全て売り切れたみたい。
良かったですね。
私は、特に何も買いませんでした(^^;。
お風呂に入って、もう寝てしまいます。
出航の放送も、ベッドの中で聞いたもん。
翌朝は、レストランの開店を告げる放送で眼が覚めたけれど、そのままベッドでうつらうつらして。
結局、起きたのは9時過ぎなのでした。
まずはお風呂へ行って、と。
あ、外人さんがお風呂に入ってる。
いかにもアメリカ人って感じで。
1人が体を洗っている間に、もう1人が後ろから冷水かけたりして遊んでました…(^^;。
あれはびっくりします。
ひゃっ、って声が出ちゃうもん。
この人がどんな悲鳴だったのかは忘れたです(^^;。
程無く、カフェの前で船内ビンゴ大会が始まるよ。
ポスターによると、1等は船内利用券(3千円分)、2等はオーセントホテル特製クッキー詰め合わせ、3等はオリジナルグッズ。
参加者が沢山集まって来て、大賑わいです。
「あかしあ」の窓ガラスに映る空と、デッキの床に揺れる影。
あ、カフェが営業しているなら、朝はここで何かを食べても良かったかも。
ビンゴのカードは、マジシャンの衣装を着た、小学生2人から受け取ったよ。
この後、大道芸っぽいショーが有るそうで、2人はその出演者さんなのだそうです。
可愛いね。
凄く可愛いよ。
だが男だ(笑)。
本当、最初は女の子なのかと思ったもん。
ビンゴ大会の前に、姉妹船「あかしあ」とのすれ違いが有るので、デッキに出て「あかしあ」を眺めます。
ここの航路では、結構近付いてくれますよねー。
勿論、汽笛も鳴らします。
どっちが先に鳴らしたのかは、もう忘れちゃいました(^^;。
位置的には、ナビ画面のこの辺り。
デッキは人でいっぱいでーす。
夕方まで、ずっとそんな状態だったのは、私には珍しい光景でした。
肝心のビンゴ大会では、やっぱり何も当たらなくって。
辛うじて、リーチまでは行ったのですけど(笑)。
船内を回ると、船内情報タッチパネル「旅友」っていう端末が有って。
パソコン画面で、ターミナルの周辺情報とかが見られるみたい。
「只今デモ中です。皆様のご意見をお聞かせ下さい」って書かれていたっけ。
私は試さなかったので、使い勝手とか情報の質とかは未確認です。
風力発電のコントローラ&モニタは、「通信エラー発生中です」との表示が出ているよ。
発電量も、当然0で。
確か、以前に故障して、そのまま使用を停止したって話を聞いたような。
成績、あんまり良くなかったのかな?。
案内所横に置いてある船長さんの衣装、実際に記念撮影をされている方をお見かけしたよ。
ちょっとしたネタ映像、みたいな感じ?。
それじゃあ、お昼ご飯だね。
混雑回避の為に、オープンから30分以上経っての利用です。
レストランへ行ってみると、入り口には「本日のおすすめ」が掲げられていて。
あかしあ新名物!若鶏の半身揚げ950円、カンパチの刺身650円、ですって。
私は、たれカツ丼750円と、ムース280円。
美味しいよ。
タレカツ丼は、新潟名物なのですよ。
お昼のメニュー、結構充実しているって思うな。
新日本海フェリーでは、これが凄く楽しみで(^^)。
太平洋側だと、ご飯はバイキングになってしまいますものね。
ちなみにこれは、船内に掲げられていた子供達の絵の中の一枚。
凄く印象に残ったので、記録に残しておくです。
「あかしあ」と一緒に描かれているお魚さんは、鮫…?。
このきょーあくな表情は、絶対に人食い鮫なのではないかと…。
ちょっと怖いですよう(^^;。
コンファレンスルームでの大道芸ショーは遠慮して、フォワードサロンへ行きましょう。
途中、ワゴンを見かけたので、船内販売でもしているのかと思ったけれど…。
積まれていたのは、お掃除グッズだったです(^^;。
フォワードサロン、喫煙可の方には人が居たけれど、一層上の方は、がらがら。
ここに暫く佇みます。
今日の海は本当に穏やかで、波なんて全く無いように見えます。
まっ平らなんですもん。
本当、海の上を歩いて行けちゃいそう。
海の青は濃い青で、空との境界線が横にすっと延びていて。
そこに無限の光が降り注いでいます。
窓は勿論開かないけれど、懐かしい日本海の香りが届いた気がしたよ。
この瞬間、この場所はひだまりの中に。
こういう写真を見ると、海は友達♪、なんて思ってしまいそうになりますけど、相手は大自然、突然牙を剥いて来ますから…。
油断しちゃあ駄目なのですよ(^^;。
またベッドでごろごろした後、お風呂に入って、グリル「霞」で晩ご飯だよ。
中を覗いて見ると、4組分のテーブルが準備されていて。
良しっ。
…何が良しなんだか(^^;。
お1人様なのは、勿論私のチームだけだよ?。
そもそも1人なんだからチームじゃないし。
家族連れが居たりもして、賑やかなグリルでした。
「北の涼風」始まり始まり。
飲み物の注文を聞かれなかったので、ドリンクのメニューを貰って、日本酒をお願いしたよ。
さすがの私も、夜のコースに1人だと、時間を持て余してしまうので…(^^;。
出て来たお料理を、ずらずらと並べてみましたっ(笑)。
折角の北海道旅行なのですが、現地では時間があんまり無いので、ちゃんとした食事が船内で出来るのは嬉しいよ。
今回は、私の食べるペースに関係無く、次々にお皿が出て来たので、ちょっと不思議な感じだったかな。
最後に700円を支払って、手書きの領収証を貰ったです。
それでは、最後にまたフォワードサロンへ。
夕方のこの時間、空が少しだけ赤くなって来た頃の景色が、私は大好きです。
船内には日の出や日の入りの掲示が有りますけど、それよりちょっとだけ時間をずらした瞬間が、お勧めって思う。
勿論朝でもいいのですけど、朝は絶対に起きられないもんっ(^^;。
暗くなると、窓にはカーテンがかけられて。
夜のフォワードサロンの照明は、赤と青と緑色に、次々と変化して行きます。
定刻に小樽へ到着して、長い通路を歩いて、ターミナルの建物へ。
名残を惜しみつつ、私も「あかしあ」の写真を撮ったのでした。