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旅のしおり

 ここには、新日本海フェリー「あかしあ」舞鶴−小樽、の乗船記があります。
 この旅の前の様子はこちらをどうぞ。
 今回は、ヴィーナストラベルの「エコノミーきっぷ」を使ってみました。
 新大阪駅からのバスとセットになって、片道9,200円です。

 それでは、1,061キロ、20時間の船旅、始まりまあす☆。

■08/09/25 新日本海フェリー「あかしあ」舞鶴−小樽 00:45→20:45

 「エコノミーきっぷ」の申し込みに、大阪のヴィーナストラベルへ電話をするのですが…。
 誰も出ないなあ。
 時間をおいてかけ直しても、やっぱり誰も出ません。
 3回目の挑戦で、やっと応答があったのでした。
 でも、電話に出てくれたおねーさんからは、「はい」っていう返事しか返ってこないので、掛け間違えたのかと思ったです(^^;。
 社名を名乗らないのって、大阪ではそれが普通なのかしら。
 ちょっとしたカルチャーショックかも。
 「ヴィーナストラベルさんですか?」って聞いたら、間違い有りませんでした(^^;。

 なんてことはともかく、申し込みは無事に完了して、後日、パンフレットや申し込み用紙が郵送されて来ました。
 ちゃんと乗船名簿も同封されていて。
 注意書きによると、代金は郵便振替で払い込んで、その受領書を乗船窓口に持って行けばいいんですって。
 バスの集合時間は、18:10とのことです。

 指定時間に新大阪駅の団体待合室に行ってみたら、目印の旗に「18:25に迎えに来ます」っていう運転士さんのメモが有ったので、買い物をしたりしながら時間を潰します。
 新大阪駅のJR西日本エリアでは、Suicaでお買物が出来るようになって、便利になったね。
 時間になって、運転士さんの先導で、国際興業観光バスに乗りました。
 発車した所で、乗り遅れた方が居らっしゃるとのことで、また駐車場に逆戻りしたりしつつ。
 本日のお客さんは、合計で10人です。
 結構多い、のかな…?。

 バスはずんずん走って、途中、20:05の西紀SAで10分の休憩の後、21:15に舞鶴フェリーターミナルに到着です。
 後半、かなり急いで走っていたみたい。
 赤信号に突っ込みかけたりしたもん…。
 こらあ(^^;。
 バスの運賃は車内での精算になるので、そのままイスで待っていると、おねーさんが集金に回って来てくれます。
 私は、受領書とクーポンの引き換えだけですけど。

 「あかしあ」は到着したばかりのようで、まだ下船は始まっていませんでした。
 窓口でお部屋を1等洋室に変更して貰って、と。
 2等との差額が8,700円です。
 前回、船酔いでへろへろだったので、グリルの利用は自粛です。
 暫くグリルは禁止だからね。
 駄目なんだからね!(^^;。

 それでは、23:15の乗船開始を待ちましょう。
 まだ2時間も有ります。
 長いなあ…。
 やることはちゃんと有るのですけど、バスの乗車時間と合わせると、私にはなかなか辛いコースだったかも。

 そして。
 やっと乗船時間だあ。
 ホチキス止めされた2等の券と1等貸切への変更券、私がわざわざホチキスを外していたので、乗船のときと案内所でキーを貰うとき、結構時間がかかってしまいました。
 案内所では、どこかへ電話して確認していたし…。
 すいませんすいません。
 余計なことをしちゃって…(^^;。
 ちゃんと理由が有って、ホチキス止めしてるんですものね。
 2枚は、もう一度ホチキスで止められました。

 順番待ちの後、キーを受け取って、左舷側の532号室へ。
 フォワードサロンのすぐ後ろで、長い通路を進みます。
 あ、部屋番号が4桁だと、インサイドのお部屋になるのですねー。
 インサイドは嫌だなあ。
 今回はずっと曇り空だったし、殆ど景色は見えませんでしたけど、それでもやっぱり。

 キーを開けて、お部屋に入る瞬間って、わくわくするね。
 「あかしあ」の1等洋室は初めてですもん。
 この、ふわっとした配色のインテリアは、結構好みです♪。
 バランスいいね。
 ただ、テーブルの殆どを占領しているテレビが、ちょっと存在感を主張し過ぎみたい。
 机の使い勝手が…。
 このテレビは03年製だったけれど、いずれは液晶に変わるのでしょうか。
 そしたら広くなりますね。
 テレビには最初から電源が入っていて、「新日本海フェリーへようこそ」みたいな画面が出ていました。
 楽しいです。
 航路表示のチャンネルにしておいたら、程無くパソコンのデスクトップ画面が出て来て、マウスでソフトの選択をしている様子が映っていました。
 この航路表示、舞鶴の出航時間が01:00のままだったっけ。

 とりあえず荷物を置いて、売店を覗きに行ってみます。
 品揃えは、結構寂しい感じ、かな。
 夜食の販売は350円のおにぎりだけで、生ビールの販売も有りませんし。
 …飲みませんけど(^^;。
 23時以降は、自販機でのビール販売をしていないそうで、お酒を飲む人は売店だけが頼りになりますねー。
 私は、お茶とサッポロクラシックを買ったよ。

 お部屋に戻って、新大阪駅で買って来たサンドイッチを食べつつ、「あかしあ」に乗れた喜びに浸ります。
 放送によると、低気圧の影響が残り、若干の動揺が予想されるそう。
 翌朝以降、大浴場を閉鎖する可能性もあるとか…。
 それはちょっと困るかも。
 大浴場は01:30まで開いていますが、今日は疲れたから、もう寝ちゃうです。
 きっと何とかなっちゃうって信じてる、得な性格なので(^^;。
 とりあえず、今回は大丈夫でした。
 朝になっても、特に動揺は無く。
 私は、出航前から既に寝ちゃってたみたい。
 みたい、ってゆーか。
 08:30の、レストランオープンの放送で眼が覚めたら、お部屋の電気、みんな点けたままだったもん…(^^;。

 船内の掲示によると、朝のレストランはバイキングみたいだし、そのままうとうとベッドで過ごしつつ。
 09:30、カフェオープンの放送が流れた所で起きました。
 軽食メニュー、どんなのがあるんだろー?。
 行ってみたら、この時期はお昼のレストランと同じメニューを出してるみたい。
 パンとかは無くって。
 結局、650円の丼を食べたのでした。

 暫くすると、小樽から舞鶴へと向かう「はまなす」の案内が有ったので、フォワードサロンで接近を確認して、と。
 窓は、真ん中の4枚だけ、前が見えるように鉄仮面が外されていたよ。
 以前の「はまなす」では07:00からのオープンだったフォワードサロン、08:00からに短縮されてしまったみたい。
 その後、オープンデッキへと向かいます。
 相変わらずの曇り空なのです。
 さすがにまだ寒さは感じず、船内の温もりが恋しくなったりはしません。
 それでもかなり、涼しいね。
 季節は確実に秋へ、そして冬へと向かっていて…。
 そんな気持ちにさせる風が、儚さを増す日々を彩っています。
 私は、秋と冬が大好きだよ。

 やがて、「はまなす」がやって来ました。
 結構近付いているみたい。
 向こうのデッキにも誰か出ているのか、そこまでは確認出来ませんけど。
 「あかしあ」が長い汽笛を鳴らした後、「はまなす」の汽笛が小さく聞こえて来たのでした。
 やっぱり風が強いのかな。

 この後、同じくデッキに出て来た方と、小一時間話し込んでしまったので、直後に流れた船長さんの挨拶放送、聞き逃してしまいました(^^;。
 放送をしているのは分かったけれど、内容までは聞き取れません。
 ちょっと残念だったかも。
 ちなみに、フツーの人は、フェリーに乗ってる人は車と一緒に乗っているのが当然、と思い込んでいるので…。
 そこは適当にごまかしつつ…。
 しかも、千葉県民の私が舞鶴発のフェリーに乗っていたりするから…。
 そこも適当にごまかしつつ…。
 私の話は、ウソばっかりなのです。
 こら。
 だって、説明するのが面倒臭いんだもんっ(^^;。
 それはともかく、お話の中で、色々と北海道の情報を頂きました。
 船内のプロムナードでも、皆さん地図を拡げて、行程のチェックに余念が有りません。
 いいなあ。
 私は、明日の1日だけしかないもん。
 なんて、次とその次が有りますから(^^)。
 以前は、そのまま着発で直帰とかやってましたけどねー。

 ともあれ、次はお風呂へと。
 のんびりお湯に浸かって…。
 先月乗船した「すいせん」のお風呂はちょっと狭かったけれど、「あかしあ」はかなり広くって、落ち着きます。
 シャンプーとソープも沢山置いてあって。
 お風呂上がりには、船内をお散歩。
 「あかしあ」「はまなす」には、それぞれ1回しか乗ったことが無いのですが、船内のことはちゃんと覚えていました。
 通路に掲げられた惑星の写真とか、懐かしいな。
 バリアフリー浴室が有ったのは、今回初めて気が付きました。

 お昼はしっかりレストランへ行きます。
 利用者さんは20人位で、これは夜も一緒でした。
 反対側に有るグリルを覗いてみたら、昼夜共に利用者さんが居たみたいで、テーブルにカトラリーがセットされていたよ。
 こういうときに使えば、ひとりぼっちにならなくて済むのですけど。
 きっと私は、ままならない人なのだわ(^^;。
 ちなみに、お昼のグリルは、2,500円にプラス1,000円すれば、お肉とお魚の両方を食べられるそう。
 今度試してみようかな。
 さすがに食べ切れないかしら。

 お昼ご飯は、海鮮丼1,100円と冷ややっこ170円。
 海鮮丼や肉じゃがって、新日本海フェリーの名物なんですって。
 そう掲示して有ったよ。
 知らなかったです(^^;。
 ちなみに、晩ご飯はこんな感じで、合計1,370円。

 煮込みと肉じゃがと、ティラミスと…。
 オヤジとゆーか、お子ちゃまとゆーか。
 チョイスした本人の嗜好がモロに出てしまったようなトレーなの。
 これは、変です。
 凄くヘン!(^^;。

 お昼ご飯の後は、船内をお散歩したり、お風呂へ行ったり、お昼寝したりしながら、ふにゃふにゃと過ごしていたのでした。
 らんらんらん♪。
 設備はみんな、お部屋と同じ5Fに有るので、5Fから殆ど動かなかったりしてます。
 窓の外は、やっぱり曇り空。
 さすがにこの航路は携帯もずっと圏外で、18:00過ぎに積丹半島が近付くと、ようやく圏内になりました。

 そんなこんなで、殆ど揺れることも無く、定刻に小樽へと到着です。
 高速船は採算が厳しいかもしれませんが、この着発時間は魅力的なので…。
 ずっと走り続けて欲しいなあ。
 世界が加速して行っても、船旅はどうか優しいままでいて下さいね。
 海の青が、未来を描く青で有りますように。

 下船開始の放送が有ってからお部屋を出たら、船内では既にお掃除が始まっていました。
 折り返し時間、短いですものね。
 大変そお。
 下船は私が最後かと思ったら、後ろにもう一人居たみたい(^^;。

 天気予報の通り、到着した小樽は雨でした。
 気温は14度。
 雨は雨なりに風情が有るとは思うのですが、気持ちが微妙に重っ苦しくなります…。
 前回、「はまなす」で着いたときも、小樽は雨だったっけ。
 結構寒いけれど、半袖でもそれなりに耐えられます。
 重装備な方も多く居る中、私だけ浮いてるみたい。
 小樽港のターミナルは、新日本海フェリー関係の掲示物が充実していて、とても楽しかったです。
 一つだけ、ヘンなのが混じっていたけれど…(^^;。
 21:27発の小樽駅前行きバスに乗り継いだ方は、5名。

 この旅の後の様子はこちらこちらをどうぞ。


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